最終更新:2026年8月

秋田で会社を設立するとき、最初に迷いやすいのが「株式会社と合同会社のどちらにするか」です。設立費用だけを見れば合同会社が有利ですが、取引先への見え方、将来の出資、事業承継まで考えると株式会社が合う場合もあります。

先に結論

外部出資、株式による事業承継、将来の売却を想定するなら株式会社一人・家族で経営し、初期費用と定期的な登記負担を抑えたいなら合同会社が有力です。建設業だから株式会社、融資を受けるから株式会社、と決める必要はありません。法人税の基本的な扱いも同じなので、3~5年後の経営体制で選びます。

迷う場合は、会社形態だけでなく、資本金、決算月、役員報酬、消費税、創業融資まで登記前に一緒に決める方が手戻りを防げます。

この記事では、株式会社と合同会社の違いを、2026年8月時点の制度と、秋田税理士事務所グループが実際に支援してきた相談事例に沿って比較します。個人事業主のままか法人化するかで迷っている方は、法人成りのメリット・デメリットと判断基準で判断してください。本記事のテーマは、法人を作ると決めた後の「会社形態の選択」です。

株式会社と合同会社の違いを10項目で比較

最初に全体像を確認します。どちらも法人であり、原則として出資者は有限責任です。ただし、金融機関との契約で代表者が個人保証をした場合や、役員自身に法的責任が生じる場合まで免責されるわけではありません。

比較項目 株式会社 合同会社 判断のポイント
登録免許税の最低額 15万円 6万円 設立時は合同会社が安い
定款認証 必要 不要 株式会社は公証人の認証手数料がかかる
所有と経営 株主と取締役を分けられる 原則として出資者である社員が経営する 外部出資を想定するなら株式会社が設計しやすい
役員・業務執行者の任期 原則2年。非公開会社は最長10年にできる 法律上の任期なし 同じ人が長く経営するなら合同会社は管理が軽い
決算公告 義務あり 義務なし 株式会社は公告方法と運用費を事前に確認する
議決権 原則として保有株式数に応じる 原則は社員ごと。定款で設計できる部分が大きい 共同経営では定款設計が特に重要
利益配分 原則として持株比率を基礎に配当 定款で出資比率と異なる割合を定められる 柔軟さには合意形成と税務確認が必要
外部からの資本調達 株式発行を前提に制度が整っている 社員加入・持分譲渡の設計が必要 投資家を迎える予定なら株式会社が一般的
法人税の基本的な扱い 普通法人 普通法人 会社形態だけで節税差は生じない
代表者の肩書き 代表取締役 代表社員 採用・営業で名称がどう受け止められるか確認する

比較表の中で最も重要なのは、設立費用ではなく「出資者と経営者を今後分ける可能性があるか」です。創業時は一人でも、将来、共同経営者や投資家を迎えるなら、その前提で会社形態と定款を決める必要があります。

秋田で株式会社・合同会社を設立する費用

通常の法定費用は合同会社の方が低い

登録免許税は、株式会社が資本金の0.7%で最低15万円、合同会社が資本金の0.7%で最低6万円です。株式会社は定款認証も必要で、認証手数料は資本金等に応じて原則3万~5万円です。一定の小規模な株式会社では1万5,000円となる特例があります。合同会社の定款は公証人の認証が不要です。

法定費用 株式会社 合同会社
登録免許税(最低額) 150,000円 60,000円
定款認証手数料 原則30,000~50,000円
一定の小規模会社は15,000円
不要
紙定款の印紙税 40,000円
電子定款なら不要
40,000円
電子定款なら不要
電子定款・最小条件での目安 165,000円から 60,000円から

※資本金、定款の内容、謄本交付、印鑑作成、専門家報酬などにより総額は変わります。「165,000円」は、資本金等100万円未満で、発起人全員が自然人かつ3人以下、発起人が設立時発行株式の全部を引き受け、取締役会を置かないなど、1万5,000円の認証手数料の適用条件を満たす株式会社を電子定款で設立する場合の法定費用の起点です。

秋田市の登録免許税軽減は、設立時期と時間コストも考える

秋田市内で会社を設立し、所定の特定創業支援を受けて証明書を取得した場合、登録免許税の最低額は株式会社が15万円から7万5,000円、合同会社が6万円から3万円へ軽減されます。

ただし、2026年の「あきた起業塾」は全4日間で、各日9時30分から16時30分までの開催です。事業計画を学びたい方や、すでに受講済みの方には有用ですが、登録免許税の軽減だけを目的に設立や営業開始を遅らせることはおすすめしません。受講日程を待つ間に失う売上や商談機会まで含めて判断してください。

利用するなら登記前に確認

証明書は設立登記の申請前に準備する必要があり、設立後の組織変更には軽減を使えません。すでに受講している方や設立時期に余裕がある方は、秋田市または秋田商工会議所へ対象要件と証明書の発行時期を確認してください。

手続だけでなく、設立後まで見据えて決めたい方へ

秋田税理士事務所グループでは、税務顧問契約の締結を条件に、会社設立の専門家サポート報酬を0円としています。登録免許税・定款認証などの実費は必要です。

株式会社・合同会社の選択だけでなく、資本金、決算月、役員報酬、消費税・インボイス、創業融資、設立後の税務届出まで一緒に整理します。

秋田市・秋田県の会社設立0円サポートの条件と内容を見る

株式会社と合同会社で税金・社会保険は変わる?

法人税の基本的な計算は同じ

株式会社と合同会社はいずれも法人税法上の普通法人です。法人税、法人住民税、法人事業税、消費税などの基本的な扱いは同じで、役員報酬や欠損金に関するルールも、会社形態の名称だけで有利・不利が決まるものではありません。

つまり、「株式会社の方が節税できる」「合同会社なら税務調査が少ない」といった選び方は適切ではありません。税負担は、利益、役員報酬、家族への給与、社会保険、消費税・インボイス、設備投資などを合わせて試算します。

社会保険も会社形態ではなく法人事業所として判断される

株式会社でも合同会社でも、法人事業所は原則として健康保険・厚生年金保険の強制適用事業所です。代表者一人の会社でも、役員報酬を受けて常用的に使用される関係があれば加入対象になります。設立後の届出と保険料負担を資金計画に入れてください。

維持負担は合同会社の方が軽い場面がある

株式会社は決算公告が必要で、取締役には任期があります。非公開会社なら定款で最長10年まで伸ばせますが、同じ人が続ける場合でも任期満了時には重任登記が必要です。合同会社は決算公告が不要で、業務執行社員に法律上の任期がありません。

ただし、株式会社の公告費用を一律に「毎年○万円」とは言い切れません。官報、日刊新聞、電子公告など、定款に定めた公告方法と実際の運用で変わります。10年間の総コストを比較するときは、税務顧問料、会計ソフト、社会保険、登記変更、許認可まで含めるのが実務的です。

経営権・利益配分・共同経営で違いが出る

株式会社は所有と経営を分けやすい

株式会社では、会社の所有者である株主と、経営を担う取締役を分けられます。創業者が全株式を持ち、自ら代表取締役になる一人会社も可能です。将来、後継者へ株式を渡す、従業員を役員にする、第三者から出資を受けるといった選択肢を整理しやすい形です。

合同会社は少人数経営に柔軟だが、定款が重要

合同会社の「社員」は従業員という意味ではなく、出資者を指します。原則として社員が業務を執行し、定款で業務執行社員や代表社員を定められます。出資比率と異なる利益配分を定款で設定できるなど柔軟ですが、共同経営では次の事項を曖昧にしないことが重要です。

  • 誰が日常の業務を決めるか
  • 重要事項を何人の同意で決めるか
  • 利益・損失をどう分けるか
  • 追加出資が必要になったときの扱い
  • 一人が辞める、死亡する、持分を譲る場合の処理
  • 意見が対立したときの解決方法

夫婦や友人同士で始めるからこそ、関係が良好な設立時に出口まで決めておく必要があります。合同会社は「簡単な会社」ではなく、自由度が高い分だけ定款設計の影響が大きい会社です。

株式会社と合同会社で信用・融資・採用に差はある?

創業融資では、会社形態より社長本人の信用と事業計画を見られる

株式会社でも合同会社でも、創業融資の基本的な評価は変わりません。設立直後の会社には決算実績がないため、金融機関は会社名の後ろに付く法人格よりも、代表者本人と事業の中身を確認します。

  • 代表者の信用情報、既存借入れ、返済・支払状況
  • 自己資金をどのように準備したか
  • 同じ業界での経験、資格、取引実績
  • 受注予定、契約、見積りなど売上計画の根拠
  • 借入金の使途と、返済後に資金が残る計画か

株式会社という名称だけで審査が通るわけでも、合同会社というだけで不利になるわけでもありません。融資を予定しているなら、登記を急ぐ前に、資本金と自己資金の見せ方、必要額、返済計画を整理することが重要です。

秋田で創業融資も同時に検討している方へ

当事務所グループは、提携金融機関の担当者へのヒアリングに基づき、創業融資サポート実績を秋田県内No.1と案内しています。株式会社・合同会社のどちらでも、代表者の信用、自己資金、経験、事業計画を確認し、申込前の準備を支援します。

※サポート実績の表示は、秋田銀行、北都銀行、秋田信用金庫、羽後信用金庫、秋田県信用組合、日本政策金融公庫の担当者へのヒアリングに基づきます。融資の承認を保証するものではありません。

外部出資を受けるなら株式会社が分かりやすい

金融機関からの借入と、投資家からの出資は別です。ベンチャーキャピタルや複数の個人投資家から資金を集める、ストックオプションを活用する、将来の株式譲渡を想定する場合は、株式会社の仕組みが一般的です。

営業・採用上の印象は、相手に確認する

株式会社の名称が取引先や求職者に理解されやすい場面はありますが、業界・取引先によって差があります。「秋田の会社は保守的だから必ず株式会社」と一般化するのではなく、主要な元請、発注者、金融機関、採用候補者が何を確認するかを調べるべきです。

既に取引予定先があるなら、「法人形態に指定はあるか」「合同会社でも取引口座を開設できるか」を設立前に直接確認するのが最も確実です。

秋田の業種別|株式会社と合同会社の選び方

建設業:許可・経審と会社形態を分けて考える

建設業許可や経営事項審査は、株式会社だけに認められる制度ではありません。秋田県の手引でも、会社形態そのものを株式会社に限定していません。重要なのは、経営業務の管理、営業所技術者等、財産的基礎、社会保険など、許可・審査の要件を満たすことです。

株式会社が向きやすい例

  • 外部株主を迎える予定がある
  • 所有者と経営者を分ける予定がある
  • 将来、従業員承継や第三者への株式譲渡を考えている

合同会社が向きやすい例

  • 一人または家族中心で経営する
  • 主要取引先が合同会社との契約に問題がないと確認できている
  • 初期費用と定期的な登記負担を抑えたい

会社を作れば自動的に建設業許可や入札資格が得られるわけではありません。許可取得を予定している場合は、商号、事業目的、資本金、役員構成、営業所の決定前に行政書士等へ確認してください。

農業:農地所有適格法人の要件を先に確認する

農業法人では、非公開の株式会社と合同会社のどちらも農地所有適格法人になり得ます。ただし、会社形態を選ぶだけでは足りません。主たる事業、議決権、役員の農業従事などの要件を満たす必要があり、株式会社は株式の譲渡制限も重要です。

家族中心で営農し、持分と利益配分を柔軟に設計するなら合同会社が候補になります。一方、加工・販売を拡大し、将来の出資や事業承継を株式で整理したい場合は非公開株式会社が候補です。農地の所有・借入れを予定するなら、定款を作る前に市町村の農業委員会へ相談してください。

飲食店・美容室・小売店

顧客が会社名より店舗名・サービス名を見る業種では、合同会社でも営業上の不利益が小さい場合があります。一店舗を家族で運営し、外部出資を予定しないなら合同会社は合理的です。多店舗展開、フランチャイズ、幹部への承継、外部出資を見込むなら株式会社も検討します。

IT・コンサルティング・制作業

一人で受託業務を行い、利益を社内に残しながら長く運営するなら合同会社が適合しやすい業種です。プロダクト開発、外部投資、ストックオプション、M&Aによる売却を想定するなら、最初から株式会社を選ぶ方が将来の手戻りを減らせます。

一人会社

一人会社は株式会社でも合同会社でも設立できます。次の条件が揃うなら、合同会社のコストと管理の軽さが活きます。

  • 外部株主を入れない
  • 従業員を増やす予定が当面ない
  • 会社名より本人の専門性や店舗ブランドで受注する
  • 事業売却や株式譲渡を想定していない

反対に、今は一人でも、採用、共同経営、外部出資、第三者承継を計画しているなら株式会社の方が整合しやすくなります。

秋田税理士事務所グループの会社設立・融資支援事例

株式会社・合同会社の双方で創業融資を支援

当事務所グループが支援し、ご本人の声を公開している事例には、次のようなものがあります。

支援先 地域・事業 支援内容
こんべえファーム株式会社 由利本荘市・農業法人化 会社設立、創業融資600万円
合同会社若葉 由利本荘市 会社設立、創業融資150万円、設立後の経理・税務
株式会社亀甲警備保障 秋田市・警備業 会社設立、創業融資250万円

融資額だけを比べて会社形態の優劣を判断することはできません。事業内容、必要資金、自己資金、代表者の経験がそれぞれ異なるためです。一方、株式会社・合同会社の双方に支援実績があることからも、融資の可否は法人格の名称だけで決まらないことが分かります。

お客様の声と支援範囲は、秋田の会社設立・創業融資サポート事例でご覧いただけます。

実際の相談をもとにした匿名事例

※以下は当事務所グループに寄せられた実際の相談をもとに、個人・会社が特定されないよう地域、業種、金額などを一部変更し、複数案件に共通する論点を再構成しています。

事例1|建設業の創業。融資のために株式会社が必要だと思っていた

秋田市近郊で独立する方から、「融資を受けるなら株式会社でないと難しいか」と相談がありました。確認したのは法人格ではなく、代表者の勤務経験、資格、受注予定、自己資金、既存借入れです。元請にも法人形態の指定がなかったため、将来の株主や事業承継の予定まで聞いたうえで形態を決定しました。

判断のポイント:建設業許可や融資だけを理由に株式会社へ決めず、取引条件と将来の経営体制で選ぶ。

事例2|家族経営の農業。設立費用より承継のしやすさを優先

親から事業を引き継ぎ、今後は加工・販売も広げたいという相談では、最初の費用だけなら合同会社が有力でした。しかし、将来は家族へ持分を移し、県外取引も増やしたいという計画があったため、株式で所有関係を整理しやすい株式会社を選びました。

判断のポイント:今の人数だけでなく、5年後に誰が所有し、誰が経営するかを先に決める。

事例3|一人で続けるサービス業。合同会社で管理負担を抑えた

本人の技術と屋号で受注し、外部出資や従業員採用を予定していない方は、合同会社を選びました。決算公告や役員任期がなく、設立後の管理を簡潔にできるためです。ただし、税務申告や社会保険が不要になるわけではないことも設立前に説明しました。

判断のポイント:一人会社は「安いから」ではなく、外部株主を入れない経営方針と合同会社の仕組みが合うかで決める。

同じ業種でも、取引先、出資者、融資、承継計画によって答えは変わります。登記後に形態を変えるより、設立前の面談で3~5年後の計画まで整理する方が早く、結果的に無駄な費用も抑えられます。

合同会社から株式会社へ変更できるが、最初から予定しない

合同会社は、所定の組織変更手続により株式会社へ変更できます。しかし、単に社名を書き換える手続ではありません。組織変更計画の作成、総社員の同意、債権者保護手続、公告・個別催告、登記などが必要です。許認可、銀行口座、契約書、請求書、ウェブサイトなどの変更対応も生じます。

さらに、秋田市の特定創業支援による登録免許税軽減は、設立後の組織変更には適用されません。「最初は安い合同会社にして、すぐ株式会社へ変えればよい」という考え方は、時間・費用・取引先対応を含めると必ずしも得ではありません。

3~5年以内に外部出資、株式譲渡、大規模採用を行う計画があるなら、設立時から株式会社を選ぶ方が手戻りを避けやすいでしょう。反対に、長期的に一人・家族経営を続けるなら、合同会社のまま運営することに問題はありません。

一般社団法人・NPO法人は「会社の別タイプ」ではない

一般社団法人とNPO法人は、株式会社・合同会社と同じ選択表に並べて「どれが得か」を決めるものではありません。社員や株主へ剰余金を分配する営利会社と、利益分配を目的としない法人では、制度の目的、設立要件、運営、情報公開が異なります。

  • 株式会社・合同会社:事業で利益を上げ、出資者への分配も想定する
  • 一般社団法人:共通目的の活動を法人化し、剰余金を社員へ分配しない
  • NPO法人:特定非営利活動を行い、所轄庁の認証・継続的な情報公開を伴う

自治体受託、寄付、会員組織、地域活動が事業の中心なら別途比較が必要です。本記事では、一般的な営利事業の会社設立として株式会社と合同会社を中心に扱います。

迷ったときの7項目チェックリスト

次の質問に答えると、判断の方向性が見えます。

質問 「はい」なら有力
外部投資家から出資を受ける予定がある 株式会社
将来、株式譲渡による承継・売却を考えている 株式会社
主要取引先が株式会社を契約条件・選定要素にしている 株式会社
一人または家族だけで長く経営する 合同会社
初期費用と定期的な登記負担を抑えたい 合同会社
出資比率と異なる利益配分を共同経営者と設計したい 合同会社
定款と税務の専門確認が必要
3~5年後の組織像がまだ決まっていない 個別相談

チェック数だけで機械的に決めるのではなく、許認可、出資者、主要取引先、融資、将来の承継を一枚の計画にしてから定款を作成してください。

株式会社・合同会社に関するよくある質問

Q. 税金が安いのは株式会社と合同会社のどちらですか?

A. 会社形態だけでは差がありません。どちらも普通法人として、基本的に同じ法人税等のルールが適用されます。税負担は利益、役員報酬、社会保険、消費税などで変わります。

Q. 合同会社だと秋田の銀行や公庫から借りにくいですか?

A. 基本的に会社形態で差はつきません。実績のない創業時は、代表者の信用情報、自己資金の形成過程、業界経験、受注根拠、返済可能性などが中心です。当事務所グループにも株式会社・合同会社の双方で融資支援事例があります。

Q. 建設業は株式会社でないと許可や入札に不利ですか?

A. 株式会社と合同会社で基本的な取扱いは変わりません。建設業許可・経審は株式会社だけに限定されていません。取引先が独自に法人形態を指定している場合だけ、設立前に条件を確認してください。

Q. 農業法人は合同会社でも作れますか?

A. 作れます。合同会社も農地所有適格法人になり得ます。ただし、事業、議決権、役員等の要件を満たす必要があります。農地を扱う場合は農業委員会への事前相談が重要です。

Q. 一人会社なら合同会社で決まりですか?

A. 将来計画によります。一人・外部出資なし・長期運営なら合同会社が有力です。採用、外部出資、株式譲渡、M&Aを見込むなら株式会社も検討します。

Q. 合同会社の代表者は「社長」と名乗れますか?

A. 対外的な呼称として「社長」を使うことはできます。登記上の役職は「代表社員」です。契約書や公的書類では登記上の資格を正確に記載してください。

Q. 合同会社から株式会社へ後で変更できますか?

A. 組織変更は可能です。ただし、債権者保護手続や登記、契約・許認可等の確認が必要です。近い将来の変更が明確なら、最初から株式会社を選ぶ方が合理的なことがあります。

Q. 秋田市の登録免許税軽減は誰でも受けられますか?

A. いいえ。所定の特定創業支援を受け、登記前に証明書を取得する必要があります。起業塾は複数日の受講が必要なため、すでに受講済み、または事業計画づくりも目的に参加する方には選択肢です。軽減だけを目的に設立を遅らせるかどうかは、失う時間と売上機会も含めて判断してください。

秋田で会社形態に迷ったら、登記前にご相談ください

株式会社と合同会社の選択は、登録免許税の差だけで決めるものではありません。会社を作った後に、共同経営者との権限・利益配分に問題が出たり、外部出資や事業承継の計画と合わないことが分かったりすると、変更費用と時間がかかります。

秋田税理士事務所グループには、会社設立、創業融資、設立後の経理・税務について年間400件以上の相談が寄せられています。設立前に次の項目を整理し、税務・会計と、提携専門家による登記・許認可の観点をつないで支援します。

  • 株式会社・合同会社の選択
  • 資本金、出資比率、役員・社員構成
  • 決算月、役員報酬、消費税・インボイス
  • 秋田市の創業支援制度の適用確認
  • 創業融資に向けた資金計画
  • 建設業・農業などの許認可との整合

登記だけを済ませるのではなく、設立後すぐに必要になる税務届出、記帳、社会保険、資金繰りまで相談窓口を一本化できることが、当事務所グループへ依頼する利点です。経理を自分で行う時間がない方は、設立後の記帳代行も利用できます。

登記を申請する前なら、選択肢を比較できます

会社設立前の相談は無料です。税務顧問契約の締結を条件に、会社設立の専門家サポート報酬は0円です。登録免許税、定款認証等の実費は必要です。対象条件・料金・支援範囲は、申込み前にご確認ください。

「形態だけ決めてほしい」という段階でも構いません。設立後に税金・融資・届出で困らないよう、登記前に必要事項を一緒に整理します。

会社設立0円サポートの条件・料金・お客様の声を見る

この記事の確認・更新方針

会社設立の法定費用、定款認証、税務、社会保険、秋田市の創業支援、建設業許可、農地所有適格法人について、関係官公庁・公的機関の現行資料を確認して作成しています。制度・費用は改正されるため、制度変更時に内容を見直します。

会社ごとに、出資者、許認可、融資、税務、社会保険の条件は異なります。最終判断は個別相談で事実関係を確認したうえで行います。