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秋田で創業資金を準備するなら、融資を申し込んだり、会社を設立したりする前に、必要資金と手続きの順番を確認することが重要です。自己資金、融資、補助金、出資、クラウドファンディングは、それぞれ入金時期も、その後に負う義務も異なります。使える制度を知らずに会社を作ったり、先に設備を発注したりすると、利用できたはずの支援を受けられなくなる場合があります。

「秋田で起業したいが、いくら借りるべきか分からない」「会社設立と融資をまとめて任せたい」という方は、秋田税理士事務所グループへご相談ください。事業内容、自己資金、開業希望時期をお聞きし、必要資金、融資の申込先、会社設立、許認可、設立後の税務・経理を一つの流れで整理します。

結論|創業資金は「必要額・入金時期・返済負担」で考える

  • 必要額:設備代だけでなく、売上が入金されるまでの運転資金も計算する
  • 自己資金:事業に使うお金と、生活のために残すお金を分ける
  • 融資:借りたい金額だけでなく、資金使途と返済可能性を説明できるようにする
  • 補助金:対象条件、応募前の会社設立の可否、契約・発注の時期を先に確認する
  • 出資・クラウドファンディング:経営権や商品提供など、資金を受け取った後の負担まで比較する

どの金融機関や制度を使うか、最初から決まっている必要はありません。秋田税理士事務所グループが、事業計画と開業日から必要な準備を整理します。

創業融資から、開業後の経理・申告まで相談したい方へ

必要資金や融資額が決まっていない段階からご相談いただけます。会社を作る前の資金計画と、設立後に経理を任せる体制をまとめて検討します。

秋田税理士事務所の創業支援・税務顧問を確認する

創業に必要な資金はいくら?設備代だけで計算しない

創業に必要な資金は、「開業するための支払い」と「開業後に事業を続けるためのお金」に分けて計算します。店舗や機械を用意できても、家賃、仕入れ、外注費、給与などを支払えなければ、営業を続けられません。

特に、商品やサービスを提供してから入金まで時間がかかる事業は、開業直後の売上が予定どおりでも資金不足になる可能性があります。

資金の区分 主な内容 確認すること
開業時の一時支出 物件の初期費用、内装、設備、車両、備品、会社設立費用、開業広告など 見積金額だけでなく、契約日・支払日まで確認する
運転資金 仕入れ、外注費、給与、家賃、光熱費、通信費など 売上の入金より先に、いくら支払うかを確認する
税金・社会保険・返済 納税、会社負担の社会保険料、借入返済など 利益計画とは別に、実際に支払う月を資金繰りへ反映する
予備資金 追加工事、設備修理、開業の遅れ、売上不足などへの備え 起こり得る支出を具体的に見積もる
経営者の生活費 住居費、食費、教育費、個人の借入返済など 事業資金と分けて確保する

必要資金600万円・自己資金200万円で考える例

以下は、計算方法を説明するための仮定の例です。実際のお客様の事例や、融資可能額を示したものではありません。

項目 仮定の金額
物件初期費用・内装・設備・開業諸費用 400万円
開業後の入出金を月別に計算した、資金不足の最大額 150万円
予定外の支出に備える予備資金 50万円
事業に必要な資金の合計 600万円
生活費とは別に事業へ使える自己資金 200万円
融資などで補うことを検討する金額 400万円

この例では、最初から「500万円くらい借りたい」と決めるのではなく、必要資金から不足額400万円を計算しています。そのうえで、売上が計画を下回っても返済できるか、設備を見直して借入額を抑えるべきかを検討します。

補助金を申請する予定があっても、支払日に間に合わないお金は、その時点の支払原資にはできません。補助金の入金前に必要な資金は、別途確保します。

売上・利益と、使える現金を分ける

たとえば、工事を完了して売上が計上されても、工事代金が入金される前に材料費や外注費を支払うことがあります。店舗でも、開業前の仕入れや工事代金が先に発生します。

資金計画では、売上と経費だけでなく、いつ入金され、いつ出金されるかを月ごとに並べます。秋田税理士事務所グループへご相談いただければ、見積書や事業内容を基に、必要資金と資金繰りの前提を確認します。

売上の根拠や収支計画の作り方は、創業計画書・事業計画書の書き方でも詳しく解説しています。

創業時の資金調達方法を比較|融資・補助金・出資は何が違う?

創業資金の調達では、「返済が必要か」だけでなく、「いつ使えるか」「何を約束するか」まで比較します。返済が不要でも、株式を渡したり、商品を届けたりする義務が生じる方法があります。

方法 資金を受け取った後の負担 検討しやすい場面 主な注意点
自己資金 第三者への返済は不要 開業費用の一部を自分で用意できる 生活費や緊急時の備えまで使い切らない
金融機関からの融資 元金返済と利息。制度によって保証料なども発生 設備購入や、売上入金までの運転資金が必要 審査があり、希望額どおりとは限らない
補助金・助成金 交付条件を守り、実績報告などを行う 事業計画に合う制度があり、対象経費を支払う資金を用意できる 後払いが多く、条件違反などでは返還が生じる場合がある
株式などによる出資 出資者に株主等の権利が生じる。通常の借入のような定期返済とは異なる 共同経営や、外部投資家と成長を目指す事業 持株比率、意思決定、利益配分、将来の方針を確認する
購入型クラウドファンディング 商品・サービスなどのリターンを提供する 商品や店舗の魅力を伝え、開業前から顧客を集めたい 手数料、原価、送料、広告費、入金時期を確認する

これらは、必ずどれか一つだけを選ぶものではありません。自己資金と融資で必要な支払いを確保し、条件に合う補助金を利用する方法や、新商品の販売にクラウドファンディングを組み合わせる方法も考えられます。

ただし、融資、補助金、出資を別々の計画で進めると、必要額や事業内容の説明に食い違いが生じます。事業全体の必要資金を一度整理してから、調達方法を組み合わせることが大切です。

自己資金・資本金・借入金の違い|同じお金を二重に数えない

自己資金と資本金は、同じ意味ではありません。自己資金は創業者が事業へ用意する資金を考える際の言葉で、資本金は会社へ出資した資金のうち、資本金として計上された金額です。融資審査で何を自己資金として評価するかは、利用する制度や資金の経緯によって確認が必要です。

自己資金を資本金にしても、使えるお金が増えるわけではない

前の例の自己資金200万円を、会社設立時に全額資本金として払い込んでも、「自己資金200万円+資本金200万円=400万円」にはなりません。同じ200万円が個人から会社へ移っただけです。

また、会社の口座へ入金したお金が、すべて資本金になるわけではありません。代表者が会社へ貸すお金であれば、会社側では借入金として整理することになります。

親族からの援助は「贈与・個人への貸付・会社への出資」を区別する

親から300万円を援助してもらう場合でも、どのような約束で受け取るかによって扱いが変わります。

資金の受け取り方 確認すること
親から本人が贈与を受ける 贈与税の確認と、資金移動の記録が必要
親から本人が借りる 個人の返済義務と返済計画を確認する
親が会社へ出資する 株式・持分の割合と、出資者としての権利を決める
親が会社へ貸す 会社の借入金として、貸付条件と返済方法を整理する

単に通帳へ入金されているだけでは、贈与なのか借入なのか分かりません。資金の出所と約束を明確にし、借りたお金を借入ではないように説明しないことが重要です。

公庫の事業融資は、設立時の資本金の払込みには使えない

日本政策金融公庫の国民生活事業は、店舗・機械などの設備資金や、人件費・仕入れなどの運転資金を融資する制度です。公式FAQでは、法人設立のための資本金の払込みに使う資金は融資対象外とされています。

法人で創業する場合は、設立後の法人が融資対象となります。ただし、融資の相談や必要資金の検討まで、会社設立後にする必要はありません。資本金、融資予定額、補助金の応募時期を設立前に確認しておく方が、手続きのやり直しを減らせます。

参照:日本政策金融公庫「創業支援 Q&A」、国税庁「贈与税がかかる場合」。

秋田の創業融資|日本政策金融公庫・銀行・制度融資をどう選ぶ?

創業融資の申込先は、必要額、資金を使う時期、事業内容、自己資金、保証の条件から選びます。最初から「必ず公庫」「必ず地元の銀行」と決めるのではなく、利用できる制度を比較します。

秋田税理士事務所グループでは、公庫や地域金融機関を利用した融資支援を行っています。まだ申込先が決まっていない場合も、事業内容と資金計画からご相談いただけます。

日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」

日本政策金融公庫の現行制度は「新規開業・スタートアップ支援資金」です。主な内容は次のとおりです。

項目 制度の概要
主な対象 新たに事業を始める方、または事業開始後おおむね7年以内の方
資金使途 設備資金・運転資金
融資限度額 7,200万円
設備資金の返済期間 20年以内。うち据置期間5年以内
運転資金の返済期間 10年以内。うち据置期間5年以内
利率 利用条件などによって異なる。特別利率の対象となる場合がある

7,200万円は制度上の限度額であり、創業者が一律に借りられる金額ではありません。必要資金の根拠、業界経験、売上見込み、返済可能性などを踏まえて審査されます。

新たに事業を始める方や、事業開始後の税務申告を2期終えていない方については、原則として無担保・無保証人で利用できる案内があります。ただし、無担保・無保証人であっても、借入自体の返済義務がなくなるわけではありません。

参照:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」「創業融資のご案内」。2026年9月10日確認。

秋田市の創業資金と、無担保・無保証人枠

秋田市には、金融機関と信用保証協会などの審査を経て利用する融資あっせん制度があります。市が直接お金を貸す制度ではありません。

制度 限度額 返済期間 特に確認する条件
創業資金 2,000万円 10年以内。据置1年以内を含む 初めての創業か、住所・事業所、過去の事業歴、経営指導など
創業資金・無担保無保証人枠 1,000万円 10年以内。据置1年以内を含む 法人での創業、自己資金、融資後のガバナンスチェックなど

2026年7月14日更新の市の案内では、利率は年1.95%で、条件により借入後3年間の利子補給があります。通常の創業資金で創業関連保証が適用されない場合は年2.15%です。金利だけでなく、保証料、保証人・担保、利子補給の対象条件も合わせて確認します。

無担保・無保証人枠では、1期目の税務申告を終えていない場合、総事業費の10分の1以上の自己資金が必要とされています。この条件を、公庫を含むすべての創業融資に共通する基準と考えてはいけません。

また、通常の創業資金には、以前に事業主だった方は利用できないという条件があります。法人成りや再創業の方は、自社が対象となる制度を別途検討します。

参照:秋田市「創業資金」「創業資金(無担保・無保証人枠)」。2026年9月10日確認。

銀行・信用金庫は、今回の融資だけでなく今後の取引も考える

地域金融機関へ相談する場合は、今回の創業資金だけでなく、事業用口座、売上入金、給与支払い、追加設備資金など、今後の取引も踏まえて検討します。

比較するのは金利だけではありません。保証協会付きか、代表者保証が必要か、返済期間をどう設定できるか、必要な時期までに実行を見込めるかを確認します。

銀行融資の必要書類や審査の確認事項は、秋田の銀行融資の流れ・申込準備をご覧ください。

融資審査で説明できるようにしておくこと

創業時は、過去の決算書だけでは事業の見通しを示せません。そのため、次の内容を具体的に説明できる状態にします。

  • 経験:これまで何の仕事をし、今回の事業にどの経験を生かせるか
  • 販売先:誰が顧客になり、どのように売上を作るか
  • 必要資金:何を、いつ、いくらで購入・支払いするか
  • 自己資金:どのように蓄積し、現在いくら事業に使えるか
  • 返済:事業と生活を続けながら、毎月の返済を負担できるか

数字を大きく見せるよりも、見積書、取引予定、職務経験などと計画を一致させることが重要です。秋田税理士事務所グループでは、事業内容をお聞きしたうえで、計画に必要な数字と資料を整理します。

秋田市・秋田県の創業補助金|会社設立・契約の前に確認する

創業補助金は、融資の代わりにすぐ使えるお金とは限りません。応募、審査、交付決定、事業の実施、実績報告などを経て入金される制度が多いため、先に支払う資金を用意する必要があります。

また、創業者なら誰でも対象になるわけではありません。住所、年齢、業種、会社設立の有無、過去の事業歴、対象経費によって判断が変わります。

令和8年度・秋田市創業支援補助金

秋田市の令和8年度の募集案内では、一般創業、Aターン、若者、学生の区分があります。

区分 補助率 上限額 対象の概要
一般創業 1/2 50万円 秋田市内で法人を設立して創業する方など
Aターン創業 1/2 40万円 県外から秋田市へ転居して創業する方など
若者創業 1/2 50万円 応募時に35歳未満で、住所などの条件を満たす方
学生創業 3/4 30万円 秋田市内の対象学校に在学する方など

公表されている募集期間は2026年4月1日から12月18日までで、毎月15日締めです。予算上限に達した場合は、期間内でも終了します。実績報告の期限もあるため、応募の締切だけでなく事業完了までの日程を確認します。

一般創業では、応募時点で法人を設立していないことが条件です。創業から5年未満の個人事業主が、事業拡大を伴って法人化する場合も対象になり得ますが、応募前に法人を作ってしまわないよう注意してください。

会社設立費用を補助対象にするには、交付決定後の設立など、さらに時期の条件があります。交付決定前に着手する場合の届出もあるため、例外を自己判断で使わず、先に確認します。

なお、農業など対象外となる業種があります。「秋田で創業するから、この補助金を使える」とは限りません。事業の内容に応じた制度選びが必要です。

参照:秋田市「令和8年度創業支援補助金募集チラシ」「一般創業申請要領」。2026年9月10日確認。募集継続・予算残額は申込み時に確認が必要です。

秋田県の起業支援事業費補助金は、募集状況を分けて確認する

秋田県の令和8年度「起業支援事業費補助金」には、若者起業家応援枠と地域課題解決枠があります。ただし、2026年9月10日の確認時点では、両枠とも県の公式ページに今年度の募集終了と掲載されています。

制度名や過去の上限額が検索結果に出てきても、現在申し込めるとは限りません。再募集や翌年度の実施が未確定の段階では、受給を前提として設備を購入したり、借入額を減らしたりしないようにしてください。

参照:秋田県「令和8年度 起業支援事業費補助金(若者起業家応援枠)」「同(地域課題解決枠)」。

補助金で特に注意するのは、入金時期と対象経費

補助金を利用する場合は、次の点を資金計画へ反映します。

  • 応募前・交付決定前に、会社設立や契約・発注をしてよいか
  • 購入する設備、広告、物件費用などが補助対象か
  • 補助金の入金前に、支払いを完了できるか
  • 他の補助金との併用や、同じ経費への重複利用に制限がないか
  • 実績報告に必要な見積書・契約書・請求書・支払記録を保存できるか

補助金・助成金は、名称だけで選ぶものではありません。事業に必要な支出を先に整理し、その支出に合う制度があるかを確認する順番にしてください。

会社設立と創業資金は、定款を作る前にまとめて相談

会社を作る時期、資本金、融資、補助金、許認可を別々に決めず、秋田税理士事務所グループへお任せください。事業内容に必要な準備と手続きを整理します。

税務顧問契約の締結を条件に、会社設立の専門家サポート報酬は0円です。登録免許税・定款認証費用等の実費、融資支援などの別業務の報酬は別途必要です。

秋田市・秋田県の会社設立サポートを確認する

出資・ベンチャーキャピタルは、経営方針まで合うかで判断する

出資は、通常の借入のような定期返済を負わずに資金を調達する方法ですが、経営への関与や将来の利益配分を伴います。「返さなくてよいお金」という面だけで判断するべきではありません。

共同経営者の出資と、外部投資家からの調達を分ける

共同経営者が会社設立時に出資する場合は、誰がいくら出すかに加え、役割、意思決定、役員報酬、事業を離れる場合の株式の扱いを決めます。

一方、ベンチャーキャピタルなど外部投資家から資金を受ける場合は、どの程度の事業成長を目指すのか、将来の株式売却や上場をどう考えるのか、追加調達が必要かなど、投資家との方針の一致が重要になります。

地域で安定した事業を長く続けたい場合と、先行投資を行って急成長を目指す場合では、適した資金調達方法が異なります。外部出資を受けること自体を、創業の必須条件にする必要はありません。

増資後に、創業者の持株比率が何%になるかを確認する

たとえば、創業者が100株を保有し、外部投資家へ新しく25株を発行すると、発行済株式は125株になります。創業者の持株比率は、100株÷125株=80%です。

資金が入る一方で、創業者の持株比率は100%から80%へ下がります。さらに増資を行えば、割合は変わります。

調達額だけでなく、調達後の議決権と意思決定の仕組みまで確認してから合意することが大切です。出資比率や共同創業者との取り決めは、会社設立時の株主構成・出資比率の決め方をご覧ください。

秋田税理士事務所グループでは、会社設立や税務・資金計画との関係を整理します。投資契約の法務確認などが必要な場合は、専門家へ確認すべき事項を切り分けて進めます。

クラウドファンディングは、支援総額より「手元に残る資金」を見る

クラウドファンディングは、資金調達と商品・店舗の認知を同時に進める方法の一つです。ただし、集まった金額をすべて自由に使えるわけではありません。方式に応じた義務と、実際に使える資金を確認します。

購入型・寄付型・投資型で扱いが異なる

方式 内容 確認すること
購入型 商品、サービス、利用券などをリターンとして提供する 原価、送料、提供時期、売上計上、消費税など
寄付型 対価性のない支援金などを受け取る 受取人と支援者が個人か法人か、実際に対価性がないか
投資型 株式取得など、投資として資金が提供される 出資者の権利、契約、事業者・サービスごとの仕組み

「支援」「応援」という名称でも、商品やサービスを提供する実態があれば、単純な寄付と同じには扱えません。募集ページの呼び方ではなく、約束している内容から判断します。

200万円集めても、200万円を設備代へ使えるとは限らない

次は、購入型クラウドファンディングの資金計算を説明するための仮定です。特定サービスの実際の手数料率や、実際の事業者の収支を示したものではありません。

項目 仮定の金額
支援総額 200万円
サービス利用・決済等の手数料 30万円
リターン商品の製造・仕入れ 80万円
梱包・配送 20万円
写真・広告等の募集関連費用 10万円
上記支出後の差額 60万円

この60万円から、さらに税金や、ここに含めていない事業経費などを負担する可能性があります。したがって、「設備代として200万円欲しいから、目標金額も200万円」とは限りません。

食事券や利用券をリターンにする場合も、将来その券を使われたときの仕入れや人件費が発生します。先に受け取ったお金をすべて開業費へ使うと、後でサービスを提供する資金が不足することがあります。

購入型は、売上と手数料を分けて記録する

購入型では、原則として商品・サービスの対価を売上として検討します。個人事業なら所得税、法人なら法人税等に関わり、消費税についても取引内容と課税状況に応じて判断します。

支援総額から手数料を差し引いた金額だけが振り込まれても、入金額だけを見て処理するのではなく、売上に当たる金額と手数料などを分けて記録します。また、先に代金を受け取り、商品を後から届ける場合は、入金と売上計上の時期を区別する必要があります。

寄付型でも、税金がかからないとは限らない

個人が個人から贈与を受ける場合と、法人から金銭を受け取る場合では、税金の扱いが異なります。法人が受け取る支援金も含め、受取人、支援者、対価の有無などを確認します。

国税庁は、一般に対価性のない寄附金や補助金等は消費税の課税対象にならないと案内していますが、消費税の対象でないことと、所得税・法人税等がかからないことは別です。

参照:国税庁「事業所得の課税のしくみ」「贈与税がかかる場合」「課税の対象とならないもの(不課税)の具体例」。個別の募集内容によって取扱いは異なります。

募集前に、入金日と商品提供までの支払いを並べる

クラウドファンディングでは、募集の準備、募集期間、精算・入金、商品製造、配送までに時間がかかります。必要な日に資金が入るか、入金前の製造費をどう支払うかを確認してください。

目標未達時に実行するか、支援金がどのように扱われるかもサービス・方式によって異なります。秋田税理士事務所グループでは、クラウドファンディングを含む資金計画について、税務・経理と支払時期の観点から整理します。

秋田の業種別|創業資金で見落としやすい支出

同じ必要資金500万円でも、何へ使うかによって適した調達方法と返済期間は変わります。秋田だから一律に特別な計算をするのではなく、自社の設備、販売時期、入金条件に合わせて資金計画を作ります。

業種 見落としやすい資金 相談時に確認する資料・予定
建設業・電気工事・設備工事 材料費、外注費、車両、工具、工事代金が入るまでの資金 受注予定、工期、出来高・完了時の請求条件、外注費の支払日
農業 農機、施設、資材、収穫・販売までの費用 作付け、収穫時期、販売先、農機見積り、事業承継・法人化の予定
飲食店・美容室・小売店 物件初期費用、内装、設備、仕入れ、採用、開店後の固定費 物件資料、内装見積り、営業許可等の準備、客単価・来店数の見込み
ネット販売・地域商品の開発 商品開発、最低発注数量、在庫、送料、販売手数料、広告費 仕入条件、原価、販売価格、決済代金の入金サイクル
IT・コンサルティング 売上が安定するまでの人件費、外注費、機器・システム費用 契約予定、案件単価、契約期間、検収・入金条件

農業については、一般の商工業向けの保証制度や補助金では対象外となるものがあります。農業向けの融資や支援制度を含め、就農・経営・法人化の状況に合う方法を検討します。

建設業や飲食店など許認可が必要な事業は、融資だけを先に進めず、会社の事業目的、営業所、必要な資格・体制、営業開始日も合わせて確認します。

会社設立・融資・補助金は、どの順番で進める?

最初に行うのは、会社の登記でも融資申込書の提出でもなく、事業計画と支払日を整理することです。そのうえで、補助金の応募条件、法人設立、融資申込み、許認可、物件契約・発注を並べます。

段階 進めること 秋田税理士事務所グループへ相談する内容
1.事業内容と資金の確認 何を始め、いつ、いくら必要かを整理 必要資金、自己資金、売上の根拠、会社形態
2.制度と日程の確認 融資・補助金の対象条件と、先にしてはいけない手続きを確認 応募前の法人設立、交付決定前の契約・発注、許認可の順番
3.会社設立・申込準備 定款・登記の準備、見積書・計画書等の整備 資本金、役員報酬、決算月、融資申込先、必要資料
4.審査・契約・資金実行 金融機関への説明、追加資料、契約、入金の確認 計画と説明の整合、条件確認、実行後の支払い
5.開業後の管理 返済、経理、税務申告、補助金の実績報告など 経理丸投げ、納税資金、資金繰り、追加投資

たとえば、公庫へ法人として申し込む場合は法人設立後の申込みになりますが、秋田市の一般創業補助金は応募時点で未設立であることが必要です。同じ会社設立でも、使う制度によって先に行う手続きが変わります。

物件や工事の契約についても、融資が希望どおりにならなかった場合の対応や、補助対象となる着手時期を確認します。「早く開業したい」という場合ほど、最初に全体の日程をそろえる方が進めやすくなります。

最初の相談で用意すると話が進むもの

すべての資料が完成している必要はありません。現在分かっている範囲で、次の内容をお持ちください。

  • 事業内容と、これまでの仕事・業界経験
  • 開業・会社設立の希望時期
  • 事業に使える自己資金と、既存の借入状況
  • 物件、設備、内装などの見積書・候補資料
  • 販売先・受注予定と、現在困っていること

会社設立の必要書類や全体の流れは、秋田で株式会社・合同会社を設立する流れと必要書類で確認できます。

秋田の資金調達の公開事例|商品と事業内容を具体的に伝える

資金調達を考える参考として、事業者自身が公開しているクラウドファンディングの事例を紹介します。以下の2件は、秋田税理士事務所グループの支援事例ではありません。支援総額は各プロジェクトの公表値であり、利益や手元に残った資金を示すものではありません。

秋田イイモノ・奥 颯人氏、奥 良美氏|地域商品を伝えるプロジェクト

地域商社「秋田イイモノ」の代表・奥 颯人氏と副代表・奥 良美氏は、秋田の稲庭うどんに合わせた「まぜだれ」を紹介するプロジェクトを実施しています。

CAMPFIREの公開ページでは、2026年6月15日から7月15日まで募集し、目標100万円に対して206人から176万7,000円の支援を集めたとされています。

この事例で参考になるのは、単に必要額を示すのではなく、事業を始めた背景、扱う商品、誰に届けたいかを具体的に説明している点です。創業融資の計画でも、「何を売るか」だけでなく、顧客と選ばれる理由を言葉にする必要があります。

出典:CAMPFIRE「30代 Uターン夫婦が挑む!秋田の稲庭うどん×こだわり“塩だれ”誕生プロジェクト」。

株式会社アオヤジロ・江南綾絃氏|秋田杉の香りと地域の体験を届ける

株式会社アオヤジロ代表の江南綾絃氏は、ブランド「森と、」を通じ、秋田杉の香りをきっかけに地域の文化や暮らしを伝えるプロジェクトを公開しています。

CAMPFIREの公開ページでは、2026年5月13日から7月2日まで募集し、目標100万円に対して109人から158万30円の支援を集めたとされています。

商品の機能だけでなく、購入後にどのような体験につながるかまで示している点が、事業計画を考える参考になります。一方、資金計画では、商品の製造・発送費やその後の運営費まで計算し、支援総額だけで事業の採算を判断しないことが大切です。

出典:CAMPFIRE「秋田・木都能代発―秋田杉香水から紡ぐ『人の暮らしと文化に出会う心地よい観光』」。

秋田税理士事務所の創業融資支援事例

ここからは、当事務所サイトでお名前と内容を公開している、実際のお客様の声を紹介します。融資は個別審査によるもので、同じ金額や結果を保証するものではありません。

こんべえファーム株式会社・佐藤 善幸様|農業の法人化と600万円の融資

お父様から受け継いだ農業の法人化にあたり、何から始めればよいか分からない段階でご相談いただきました。公開されているお客様の声では、会社設立を終え、希望額満額の600万円の融資を受けられたとされています。

前郷食堂・三浦 進様|事業計画を整理して300万円の融資

融資を受けられるか不安がある中、金融機関へ事業計画を示す準備を支援しました。お客様の声では、300万円の融資につながり、経験のない手続きについても相談できたとご評価いただいています。

合同会社若葉・長屋 薫様|会社設立・150万円の融資・経理まで

会社設立から融資までご依頼いただき、150万円の融資につながった事例です。経理・税務も日々の入力から任せることで、社内の負担を減らし、業務へ集中できているとのお声をいただいています。

当事務所が重視しているのは、融資を受けるときだけでなく、開業後も事業を続けられる体制を作ることです。資金調達と会社設立、経理、税務申告をつなげてサポートします。

秋田税理士事務所のお客様の声・支援内容を見る

創業融資サポートの料金|何を任せるかと総額を確認する

創業融資を専門家へ依頼する際は、報酬率だけでなく、必要資金の整理、事業計画、申込準備、金融機関への説明に向けた支援など、どの業務を任せられるかを確認します。

秋田税理士事務所の創業融資サポート料金

当事務所の公開料金は次のとおりです。創業融資支援は、内金なしの完全成功報酬でご案内しています。

依頼内容 報酬
創業融資のみのご依頼 借入金額の5%+消費税
税務顧問契約を前提とするご依頼 借入金額の3%+消費税
最低手数料 15万円+消費税

たとえば借入金額500万円の場合、融資のみのご依頼では25万円+消費税、税務顧問契約を前提とする場合は15万円+消費税です。税務顧問料や決算料は別途必要です。

補助金申請の支援、許認可、登記などの関連業務まで、上記の融資報酬にすべて含まれるわけではありません。ご相談内容に応じて、担当する業務と費用をご案内します。

秋田税理士事務所の創業融資サポートを確認する

会社設立0円と、創業融資の成功報酬は別のサービス

秋田税理士事務所グループでは、税務顧問契約の締結を条件に、会社設立の専門家サポート報酬を0円としています。

ただし、登録免許税、株式会社の定款認証費用などの実費は必要です。創業融資の支援報酬や設立後の顧問料も含め、会社設立から開業後まで、どの業務にいくら必要かをご確認いただいたうえで進めます。

創業資金の相談は秋田税理士事務所グループへ|会社設立後まで支援

資金調達のために計画を作り、会社設立では別の説明をし、開業後にまた経理を相談する。こうした負担を減らしたい方は、創業前から秋田税理士事務所グループへご相談ください。

融資額が決まっていない段階から、必要資金を整理する

「いくら借りたいか」が決まっていなくても問題ありません。設備、物件、仕入れ、人件費、売上入金までの期間を確認し、必要額を整理します。事業計画書が完成していることを相談の条件にはしていません。

資本金・役員報酬・融資を別々に決めない

資本金をいくらにするか、代表者へいくら役員報酬を支払うか、会社にどれだけ資金を残すかは、開業後の資金繰りに関係します。

秋田税理士事務所グループでは、税金だけを少なくするのではなく、生活費、会社の支払い、返済、今後の投資を含めて検討します。

定款・許認可などの設立準備も、同じ窓口で相談できる

当グループには行政書士事務所を併設しています。会社設立前の税務・資金計画と、定款・許認可の準備をつなげ、登記申請の代理が必要な場合は提携司法書士と連携します。

事業内容と開業希望日をお聞きし、どの手続きを誰が担当するか、費用はいくらかを整理します。

開業後は経理を任せ、本業へ時間を使える

当事務所は経理丸投げに対応しています。必要資料をご提出いただき、会計入力を当事務所へ任せる体制にできます。経営者が毎月会計ソフトへ入力することを前提としていません。

日常のやり取りは担当者を中心に行い、事務所内で連携して税務・経理を進めます。ご契約の業務範囲に応じて、会計、決算・申告、資金繰りなどを支援します。

営業、現場、採用、商品づくりに時間を使いたい方にこそ、創業時から税務顧問と経理の体制を整えていただきたいと考えています。

次のような方は、会社設立・融資申込みの前にご相談ください

  • 必要な創業資金や、適切な融資額が分からない
  • 公庫・銀行・制度融資のどこへ相談するか迷っている
  • 会社設立と補助金の申請順序を確認したい
  • 資本金・役員報酬・融資をまとめて考えたい
  • 創業後の経理・税務申告まで任せ、本業へ集中したい

秋田の創業資金・資金調達に関するよくある質問

Q. 秋田で創業資金を相談するなら、最初にどこへ行けばよいですか?

A. 会社設立や設立後の経理・申告までまとめて相談したい方は、秋田税理士事務所グループへご相談ください。事業内容、自己資金、必要額、開業希望時期を確認し、融資・補助金・会社設立を進める順番を整理します。

Q. 自己資金が少なくても、創業融資を相談できますか?

A. ご相談いただけます。ただし、自己資金が少なくても必ず借りられるという意味ではありません。利用制度、必要額、業界経験、売上見込み、既存借入などを確認します。設備や開業規模の見直し、準備期間を設ける方法も含めて検討します。

Q. 自己資金が何割あれば融資に通りますか?

A. すべての融資に共通する、承認を保証する割合はありません。制度固有の自己資金要件がある場合もあります。金額だけでなく、蓄積した経緯や事業計画全体も確認されます。

Q. 資本金を融資で用意できますか?

A. 日本政策金融公庫の国民生活事業では、法人設立時の資本金の払込みに使う資金は融資対象外です。資本金として用意するお金と、設立後に融資で調達する設備・運転資金を分けて計画します。

Q. 株式会社と合同会社では、創業融資に有利・不利がありますか?

A. 会社形態だけで融資の可否や金額が決まるわけではありません。事業内容、経験、自己資金、資金使途、返済可能性などが重要です。会社形態は、取引先、出資者、経営方法、設立後の費用を含めて選びます。

Q. 公庫と銀行の両方へ相談してもよいですか?

A. 複数の金融機関を組み合わせる方法もあります。ただし、申込み・借入状況を正確に伝え、必要資金、資金使途、返済計画を全体でそろえる必要があります。

Q. 融資が決まるまで、どのくらいかかりますか?

A. 公庫の公式FAQでは、申込みから融資決定まで平均3週間程度と案内されています。ただし、案件により異なり、相談前の資料準備や、その後の契約・入金までを含めた期間とは別です。支払日が決まっている場合は、早めにご相談ください。

Q. 補助金を受け取ってから、店舗や設備の代金を支払えますか?

A. 補助金は、対象経費を支払い、実績報告等を行った後に入金されるものが多くあります。先に支払う資金を用意する必要があるため、融資や自己資金と合わせて計画します。

Q. 会社を設立してから、秋田市の創業補助金を相談しても間に合いますか?

A. 一般創業向け補助金は、応募時点で法人を設立していないことが条件です。会社を作る前に確認してください。会社設立費用を対象にする場合には、交付決定との前後関係も確認する必要があります。

Q. クラウドファンディングの支援金に税金はかかりますか?

A. 購入型・寄付型・投資型の違いと、受取人や支援者、取引内容によって扱いが変わります。商品・サービスの対価を受け取る購入型では、売上や消費税の確認が必要です。「支援金」という名称だけで非課税とは判断できません。

Q. すでに開業していますが、創業融資を相談できますか?

A. 開業後も対象となる制度があります。たとえば公庫の新規開業・スタートアップ支援資金は、事業開始後おおむね7年以内の方も対象です。開業時期、現在の売上・利益、借入、今後の資金使途を確認して検討します。

Q. 創業融資だけでなく、経理も依頼できますか?

A. はい。当事務所では、税務顧問と経理丸投げに対応しています。創業融資や会社設立の段階から、開業後の会計入力・決算・申告までつなげてご相談いただけます。

Q. 秋田市外でも相談できますか?

A. はい。由利本荘市、大仙市、横手市、能代市、大館市、男鹿市、潟上市など、秋田県内の事業者からのご相談に対応しています。市町村ごとに補助金・制度融資の条件が異なるため、事業場所をお知らせください。

Q. 会社設立0円なら、融資サポートも無料ですか?

A. 別のサービスです。会社設立の専門家サポート報酬0円は、税務顧問契約の締結が条件で、法定実費も必要です。創業融資の支援は別途成功報酬が発生します。ご依頼前に、支援範囲と総額をご案内します。

秋田の創業資金・会社設立は、秋田税理士事務所グループへ

創業資金で大切なのは、借入額を大きくすることでも、補助金を見つけることでもありません。事業に必要な支払いを間に合わせ、開業後も返済と運営を続けられる資金計画を作ることです。

必要資金、融資、補助金、資本金、役員報酬、許認可を別々に考えると、手続きの順番や支払時期が合わなくなることがあります。会社を設立したり、物件・設備の契約を進めたりする前に、秋田税理士事務所グループへご相談ください。

「いくら必要か分からない」「銀行へ説明できる計画になっていない」という段階から、相談を始められます。創業時の資金調達だけでなく、設立後の経理・税務申告まで任せる体制を一緒に整えます。

創業融資から経理丸投げまで、秋田税理士事務所へ

初回相談無料。事業内容、自己資金、開業希望時期をお聞きし、資金計画・会社設立・融資準備と、開業後に任せたい業務を整理します。

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