粉飾決算とは?架空売上・在庫・経費除外の確認と訂正相談に必要な資料
粉飾決算は、実態と異なる売上・資産・費用等を記録し、決算をよく見せるなどの行為です。売上の計上時期の誤りや入力ミスと、架空の資料を作る行為は区別して事実を確認します。数字に不安があるときは、帳簿や元資料を消したり、別の説明でつじつまを合わせたりせず、現在の資料を保全してご相談ください。
売上・費用・資産のどこが実態と違うかを確かめる
実際の取引がない架空売上、期をまたぐ売上の前倒し、売れない・存在しない在庫の計上、請求や支払がある経費・債務の除外などが問題になります。売上金額だけでなく、売掛金、棚卸資産、固定資産、買掛・未払、役員との資金移動まで照合します。
赤字を黒字へ見せると、金融機関や取引先が誤った数字を前提に判断する可能性があります。また、本来の納税額や資金繰り、自社の経営判断も分からなくなります。決算書の見栄えを整えるだけでは、経営の問題は解消しません。
| 確認する処理 | 照合する資料 |
|---|---|
| 売上の計上 | 契約、納品・検収、請求、入金、返品 |
| 売掛金の残高 | 得意先別の回収、期末後の入金 |
| 棚卸資産 | 実地棚卸、仕入、販売、廃棄、評価資料 |
| 経費・債務 | 請求、支払、未払・買掛の一覧 |
| 資産・役員取引 | 購入、実物、貸借契約、資金の流れ |
仮定例:入金がない売上100万円が残っている
売掛金100万円がある場合、未回収なのか、契約・納品の時期が違うのか、取引が取り消されたのか、そもそも取引がないのかで、対応が違います。通帳へ100万円が入っていないという事実だけで、すぐ架空売上と断定することもできません。
契約、納品・検収、請求、入金予定、相手とのやり取りを並べ、いつ何があったかを確認します。資料がそろわない場合も、推測で新しい契約や請求書を作らず、欠けている資料と分かる事実を分けてください。
訂正では、会計と税務、提出先を分けて確認する
どの事業年度のどの数字が違うかを整理し、正しい処理と、すでに出した決算書・申告書・金融機関向け資料への影響を確認します。税額が増える場合、減る場合、会計上の訂正と税務手続きが一致しない場合等があり、修正申告や更正の請求等を一律に選ぶことはできません。
税目、年度、申告内容、資料、期限を基に必要な手続きを確認します。融資や契約への説明も関係するため、過去に何をどこへ提出したかを隠さずお知らせください。当事務所が事実と数字を整理し、依頼する対応範囲をご案内します。
罰則や融資への影響を一律の金額で決めつけない
処理の内容、故意や資料の状況、税額、提出先や契約等によって影響は異なります。粉飾があれば必ず同じ刑罰、必ず融資が継続できない、といった断定では判断できません。一方、誤りをさらに隠すための資料変更や説明の作成は、問題を拡大させます。
当事務所は、正しい申告と経理へ戻すための相談を承ります。取引を隠す、資料を改変する、発覚しない方法を考えるという依頼には対応しません。
相談時に必要な資料と、再発を防ぐ運用
該当年度の決算書・申告書、総勘定元帳、売掛・買掛・在庫・資産の台帳、契約・請求・入出金、過去に提出した金融機関資料、不安に感じた取引の一覧をご用意ください。資料が足りない箇所と、誰がいつ何を処理したかも確認します。
今後は月ごとに、売上と入金、在庫と実物、経費と請求・支払、借入と返済を照合する運用へ整えます。当事務所の記帳・決算支援を通じ、社長が現実の利益と資金を把握し、本業の改善へ時間を使える体制をご案内します。
決算の誤りの整理と日々の経理は秋田税理士事務所へご相談ください
若い代表税理士自身の起業・会社経営の経験を踏まえ、事業の判断から日々の会計入力、決算申告までつなげて支援します。社長が勘定科目や申告書を調べ続ける負担を減らし、営業や現場へ時間を戻せる分担を大切にしています。
一般顧問の会計入力は年間500仕訳まで含み、超過は100仕訳ごと12,000円、資料のファイル整理がない場合は15,000円(いずれも消費税別)が標準です。売上規模、決算月、資料量、任せる業務から年間料金と追加条件をご説明します。料金・サービス内容もご参考ください。
事業内容、決算月、現在の資料と未処理期間、ご希望時期を添えて、ご依頼に関する無料顧問相談からお知らせください。資料が全部そろう前でも、現在分かっていることから整理します。
