水商売

キャバ嬢の仕事で発生する主な経費を税理士が解説

悩む女性
キャバ嬢の仕事で発生する経費について、どれが所得税の申告上経費になるのでしょうか?

基本的には売上を得るために支払ったものが経費になります。

この記事では、新宿風俗確定申告センター 税理士の坂根が解説します。

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キャバ嬢の仕事で発生する経費

キャバ嬢の仕事で発生する経費として、次のものが挙げられます。

  • 衣装の購入費用(ドレス代)
  • メイクやヘアメイクの費用
  • ネイル代
  • 交通費
  • 接待交際費(プレゼント代等)
  • 携帯代 など

ただし、これらに当てはまればOKというわけではなく、所得税法上認められる経費は所得税法37条において次のように定義されています。

「~(略)~事業所得の金額の計算上必要経費に算入すべき金額は、~(略)~当該総収入金額を得るため直接に要した費用の額及びその年における販売費、一般管理費その他これらの所得を生ずべき業務について生じた費用~(略)~」

簡単に言うと、売上を手に入れるために必要なお金が経費になるということです。

衣装の購入費用(ドレス代)

キャバ嬢がドレスを購入する場合、その衣装は夜の仕事で必要であり、しかも常に新しいものを用意する必要があります。

そのため、仕事で着用するドレスの購入は経費として差し支えないと考えられます。

ただし、普段着はもちろん、仕事でもプライベートでも着るような衣服については経費にならないと考えられます。

過去の京都地裁の判決など、サラリーマンが購入したスーツはダメという事例などもあるため、あくまでも仕事専用の衣装のみと考えましょう。

ポイント

キャバクラでの収入を高めるためには、見た目にも気を使う必要がありますよね。そのために購入するドレスやアクセサリーは、経費として計上できると考えられます(固定資産に計上し、減価償却することも考えられます)。たとえば、一着数十万円する高級ドレスも、仕事でのみ使用するのであれば経費として認められると考えられます。

衣装購入の領収書の管理方法

領収書やレシートは、税務申告時の経費計上の根拠となるため、保存義務があります。購入した衣装の領収書やレシートは、日付と購入内容が明記されているものを保管し、それぞれの衣装が仕事でどのように使用されたかも記録しておくと良いでしょう。

メイクやヘアメイクの費用

キャバ嬢など夜の仕事では特にメイクやヘアメイクの重要性が際立ちます。華やかな環境で輝くためには、メイクアップアーティストによるプロフェッショナルなメイクやヘアセットが欠かせませんよね。

また、自分で行うメイクやヘアメイクについても、仕事で使う部分について合理的にわけられる場合は仕事で使う部分は経費として認められると考えられます。

ヘアスタイルの変更

一般的に散髪代は経費として認められません。生きている以上、誰もが必要としており、仕事のために必ずしも必要とはいえないからです。

ただし、キャバ嬢という仕事柄、仕事で着用するドレスに合わせたヘアスタイルの変更等のために必要なヘアメイク代であれば経費として認められる余地があると考えられます。

ネイル代

ネイル代も一般的に経費として認められません。誰でも行う余地があるものですからね。

ただし、キャバ嬢は仕事柄、ネイルを華やかにする方も多いでしょう。

そのように、仕事で着用するドレスやに合わせたネイル変更やケア代であれば経費として認められる余地があると考えられます。

ポイント

キャバ嬢は洗練された外見が求められるため、手元の美しさも非常に重要な役割を果たしますよね。ネイルは見た目の印象を豊かにし、お客様とのコミュニケーションにおいても細やかな配慮を示す手段の一つです。仕事でのネイルデザインは、季節感を反映させたり、イベントに合わせたりと、その選択には戦略が必要です。これらのネイル代は、仕事に必要だと言い切れるものであれば、プロフェッショナルなサービスを提供する上での必要経費として税務上の申告で計上できる余地があると考えられます。

交通費

仕事場所や顧客とのデート先などを巡る場合、キャバ嬢が負担するケースは滅多にないと思いますが、もし仕事においてタクシー代の負担等が生じる場合には、経費として認められると考えられます。

たとえば、顧客とのレストランやカフェなどへのアクセスや、ホテルや自宅への移動などでタクシーを利用する場合が考えられます。

接待交際費(プレゼント代等)

顧客や仕事で関わる人々に贈るプレゼントの購入についても、仕事で必要なものであれば経費になると考えられます。

  • 顧客へのプレゼント
  • 仕事で関わる人々へのプレゼント

などが考えられます。また、アフターで飲食店費用を万が一キャストが負担した場合、接待交際費として経費になると考えられます。

ただし、個人事業主の交際費は法人と比べて認められにくいです。そのため、何でもかんでも経費になるわけではなく、本当に仕事で必要なもののみ経費になると考えましょう。

携帯代

プライベートとの共用の携帯であれば経費に入れるのはむずかしいです。

ただし、仕事で使用している部分を合理的に計算できる場合や、携帯を2台持ちし、1台を仕事専用で使っている場合、仕事専用部分は経費になると考えられます。

通話料、メールやSNSの使用料が考えられます。

 

いずれにしても、考えるのも手間だし大変です。

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確定申告時の経費の正しい申告方法

確定申告は、あなたの1年間の努力を数字に反映させる大切な時期です。

経費の正しい知識は税務調査を防ぐために必要不可欠であり、そのためには正確な記録と適切なタイミングでの書類提出が求められます。

経費として認められるかどうか判断がむずかしいものもあるため、申告は慎重に行う必要があります。

必要書類と申告のタイミング

経費申告を行う際には、領収書や契約書、支払証明書など、支出を証明する書類が必要です。

たとえば、仕事用に購入したドレスの領収書は経費として計上するために不可欠な書類です。また、申告のタイミングは翌年の2月16日から3月15日までと決まっており、この期間までに必要な書類を整えて提出します。

実際は1月には準備を行って2月には申告を行います。

経費を証明するための書類整理

経費を証明するためには、支出ごとに関連する書類を整理しておく必要があります。たとえば、毎月のネイルケアのための領収書は、日付とサービス内容が記載された明細と共に保管しておくのが良いでしょう。これにより、仕事で実際に発生した経費を正確に申告できるようになります。

税務署への提出方法

税務署への提出は、申告書を作成したあと、電子申告または直接税務署に足を運んでの手続きが可能です。

よくある質問とその回答

キャバ嬢として確定申告をする際、多くの疑問が浮かびます。ここでは、特によくある質問に対する回答をまとめてみました。

経費計上できる支払いの境界線は?

経費計上できる支払いの境界線を理解することは、適正な申告に不可欠です。一般的には、仕事上必要不可欠な支出であれば経費に計上できます。

たとえば、仕事用のドレスやヘアメイク費用のうち、明らかに仕事にしか使わないものであれば経費に該当すると考えられますが、普段着用する服や個人的な美容品は経費にはなりません。

重要なのは、その支出が直接的に業務の遂行に寄与するかどうかという点です。不確実な場合は、税理士に判断をあおぐことをお勧めします。

領収書がない場合の経費計上は可能?

領収書は経費申告の根拠となる重要な書類ですが、万が一失くしてしまった場合でも、経費計上が全く不可能になるわけではありません。

たとえば、クレジットカードの明細や銀行の取引記録、メールでの予約確認など、支出を証明できる他のドキュメントがあれば、それらを使用して経費計上の根拠とすることができます。

ただし、消費税法上は経費として認められない等の細かいルールがあります。

キャバ嬢として知っておくべき税務知識

キャバ嬢として成功するためには、きちんと納税するという心持ちも重要です。

適切な税務知識を身につけることで収入を最大化し、将来の安定につなげることができます。

所得控除とは何か?

所得控除とは、課税される所得金額から特定の支出や控除対象額を差し引くことができる制度のことです。

たとえば、保険料控除や社会保険料控除などがあります。これらを申告の際、経費と同様に差し引くことが出来るため、実際に納める税金の額を減らすことが可能になります。

たとえば、生命保険料を支払っていれば保険会社から通知が届くため、それを申告書に反映させることで納税額を軽減できます。

専門家による税務相談の重要性

税務は複雑であり、特に自営業者にとっては、適切な申告を行うことが大きな負担です。

キャバ嬢として働く場合も例外ではなく、専門家である税理士に依頼することで申告書を作成してもらえることはもちろん、税務調査から守ってもらえ、税金に関する勉強も必要なくなります。

 

急に収入が増えた場合や、体を壊してしまったときなど、すぐに専門家のアドバイスを受けられると安心ですよね。

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