介護事業の開業では、会社設立だけでなく、提供するサービスの指定、人員・設備・運営基準、物件、採用、資金と経理を一つの工程で準備します。利用者が増えるまでの給与等と、サービス提供から報酬入金までの期間も見込むことが大切です。秋田税理士事務所は、介護開業の融資・指定申請の準備から会計入力・申告まで、まとめてご相談を承ります。
最初にサービスの種類と事業場所を決める
訪問、通所、居宅介護支援等、どのサービスをどこで提供するかを具体化します。指定を行う主体、申請日程、必要な法人・人員・設備・運営の条件は、サービスや所在地等で違います。別の事業所の例をそのまま当てはめず、自分の計画で要件を確認します。
物件契約や改修の前に、図面と必要設備、利用者の動線、採用予定と資格、管理者等の配置、営業開始日を照合します。事前相談が必要な指定申請もあるため、登記と工事が済んでから申請方法を調べるという順序を避けます。
| 準備 | 確認事項 | 必要資料 |
|---|---|---|
| 会社と指定 | 事業目的、サービス、指定予定日 | 定款案、登記、申請の工程 |
| 人員 | 資格、配置、勤務、採用日 | 資格資料、勤務予定、雇用条件 |
| 設備 | 物件、改修、必要備品 | 図面、賃貸借案、見積 |
| 資金 | 初期費用・給与・入金まで | 通帳、資金計画、借入返済 |
| 経理 | 請求・入金・給与・部門区分 | 請求記録、明細、資料提出方法 |
仮定例:報酬の入金までに給与と家賃が先行する
仮に、開業設備等の支払が400万円、月の支出が180万円、最初の入金まで2か月分の支出を賄う必要があるなら、400万円+180万円×2か月=760万円が計算の出発点です。実際には利用者数の立上がり、請求日程、返戻等、予備資金も見込みます。これは資金計画の仮定例で、介護報酬の実際の支払条件や開業費の相場を示すものではありません。
売上が計画どおりでも、請求や入金が遅れると現金は不足します。月別のサービス提供、請求、入金と、給与・社会保険・家賃・借入返済・納税を並べてください。補助金の入金を前提にし過ぎず、先に支払う資金を確認します。
介護の消費税は、収入項目ごとに確認する
介護保険法に基づく一定のサービスは消費税が非課税ですが、介護事業者の収入が全て非課税になるわけではありません。保険給付、利用者負担、保険外のサービス、物品販売等を実際の契約と提供内容から区分します。保険外だから全て課税、自己負担だから全て課税という判断もしないでください。
課税・非課税の売上と仕入の対応によって、消費税の計算や設備投資の扱いの確認点も変わります。サービス契約、料金表、請求内訳、給付と自己負担の資料、資産購入の見積を当事務所へお見せください。
請求システムと会計の数字をつなぐ
介護の請求ソフトに請求を登録しても、それだけで決算の経理が完成するとは限りません。サービス提供月、請求月、実際の入金、返戻・過誤等の調整、利用者からの回収を対応させます。入金額をそのまま売上にすると、月のずれや調整内容が分かりにくくなります。
通帳、請求・入金の一覧、調整記録、領収書、給与・勤怠、借入、資産購入を毎月保存します。複数事業所やサービスがある場合は、区分して把握したい数字と資料のまとめ方を先に決めると、後からの仕分けを減らせます。
指定申請・融資・税務を当事務所へまとめてご相談ください
秋田税理士事務所の介護開業サービスでは、会社設立、成功報酬制の創業融資支援、グループの社会保険労務士による指定申請手続き、会社設立後の会計入力・決算申告をご相談いただけます。社長が開業準備と現場体制を整える時間を確保できるよう、任せる業務と会社に残す仕事を整理します。
税務顧問契約を条件とする会社設立サポートもご案内しています。国に支払う実費等と、指定申請・融資・給与等の業務の費用は分けて確認します。一般顧問の会計入力は年間500仕訳まで含み、超過は100仕訳ごと12,000円、資料のファイル整理がない場合は15,000円(消費税別)が標準です。顧問料金表と介護事業の資料量を合わせ、契約前に総額をご説明します。
予定するサービス・事業場所、資格と採用状況、物件図面、見積、手元資金、開業希望日を添えて、介護開業の無料相談からお知らせください。介護開業の支援内容もご参考ください。