
結論から言うと、イメクラで給与ではなく業務委託等の報酬として継続的に収入を得ている場合は、確定申告が必要になるケースが多いです。ただし、イメクラだから衣装・コスプレ用品をすべて経費にできるわけではありません。
イメクラの確定申告で最初に確認したいのは、衣装の種類よりも、
- その衣装を誰が所有しているか
- 最終的に誰がお金を負担したか
- 仕事以外でも使用しているか
- 店舗から精算・補助を受けていないか
- お客様から受け取った衣装なのか
という事実関係です。
イメクラでは、衣装や靴、小物などをお店が用意し、無料で貸してくれることが多いでしょう。お店が用意・管理しており、自分で費用を負担していないものは、自分の必要経費にはなりません。
一方、お店にない設定用衣装を自腹で購入した、プロフィール撮影用の衣装を本人負担で用意した、仕事専用のウィッグや小物を購入したという場合には、業務との具体的な関係から必要経費を検討できます。
イメクラ嬢の確定申告では、「コスプレだから経費」と考えるのではなく、「どの設定の仕事に使い、誰が負担し、私生活とどう分けているか」を説明できる状態にしましょう。
この記事のポイント
- イメクラの現金日払いも申告対象から外せない
- 店舗が用意・管理する衣装は本人の経費にしない
- 本人が自腹で購入した仕事専用衣装は必要経費を検討する
- 購入後に店舗から精算された金額を二重に経費にしない
- 返還される衣装の預り金・保証金は、支払時点で通常の経費にしない
- 衣装レンタル料・クリーニング代・破損負担は内容を分けて確認する
- ウィッグ・靴・小物も仕事専用か私用兼用かを確認する
- 普段も使う化粧品・美容代を何となく全額経費にしない
- 衣装指定料や設定オプションは、自分に支払われたバックを確認する
- お客様からもらった衣装も、仕事に関連する受取りなら税務上の確認が必要
- 衣装写真・プロフィールページは仕事で使った証拠にもなる
- 明細がなくてもLINE・出勤記録・撮影データ等から報酬を整理する
お困りの方は新宿風俗確定申告センターへお悩みをお聞かせください。
この記事では、新宿風俗確定申告センターの税理士、坂根崇真が解説します。
確定申告が必要になる金額、売上と手取りの違い、申告手順、無申告の税金など、風俗全般に共通する内容は「風俗の確定申告のやり方」をご確認ください。
ここからは、イメクラで特に迷いやすい衣装・設定・小物・撮影・店舗貸与・衣装オプションについて具体的に確認していきます。
イメクラ嬢も確定申告が必要?
結論、イメクラ嬢も、給与ではなく業務委託等の報酬として収入を得ている場合は、確定申告が必要になるケースが多いです。
イメクラで働いているから特別な税金がかかるわけではありません。お店との契約や実際の働き方を確認し、給与なのか業務委託等の報酬なのかを整理します。
お店やキャスト同士では「給料」「日給」「時給」と呼んでいても、税務上も必ず給与所得になるとは限りません。
| 働き方 | 確認すること |
| 従業員として給与を受け取る | 源泉徴収票・年末調整の有無を確認 |
| 業務委託等で報酬を受け取る | 年間報酬と本人負担の必要経費を整理 |
| 完全歩合・バック制 | 額面報酬・店舗控除・手取りを確認 |
| 契約が分からない | 契約書・明細・実際の働き方等から確認 |
業務委託等の報酬として受け取っている場合には、活動状況などから事業所得・雑所得のどちらになるかも確認します。
詳しくは、「夜職は事業所得・雑所得どっち?」をご確認ください。
イメクラの確定申告は「衣装の所有者」から確認する
イメクラの衣装代を整理するときは、レシートを集める前に、その衣装の所有者と最終負担者を確認してください。
同じ衣装を仕事で着ていても、次のケースでは税務上の整理が異なります。
| 衣装の用意方法 | 本人側で確認すること |
| 店舗所有の衣装を無料で借りる | 本人の支出がないため本人の経費にはしない |
| 本人が購入し、店舗が全額精算する | 最終的な本人負担がなければ二重計上しない |
| 本人が購入し、一部だけ補助される | 補助額と実際の本人負担額を分ける |
| 本人が仕事専用として自腹購入する | 業務との関係から必要経費を検討 |
| 本人が趣味でも使う衣装を持ち込む | 私用部分を含めて慎重に確認 |
たとえば通販サイトの購入履歴が本人名義で残っていても、後から店舗に全額を返してもらっていれば、最終的に本人は衣装代を負担していません。
「自分のカードで決済した」「領収書を持っている」という事実だけで、本人の必要経費になるわけではありません。
お店から貸与された衣装は自分の経費になりません
イメクラでは、衣装や靴、小物などをお店が用意し、無料で貸してくれることが多いでしょう。お店が用意・管理している衣装について、自分が費用を負担していなければ自分の必要経費にはなりません。
一方、お店にない衣装を自分で用意するよう求められた場合や、指名を増やすために仕事専用の衣装・ウィッグ・小物を自腹で購入した場合は、必要経費として検討できます。
| 衣装の負担状況 | 本人側の考え方 |
| お店が用意して無料貸与 | 本人の必要経費にはしない |
| お店が管理・クリーニング | 本人負担がなければ必要経費にはしない |
| 本人が仕事専用として自腹購入 | 業務との関係から必要経費を検討 |
| 本人購入後にお店が一部精算 | 最終的な本人負担額を確認 |
衣装代で迷ったときは、「衣装を着て仕事をしたか」だけでなく、「最終的に自分がいくら負担したか」を確認してください。
衣装の預り金・保証金は払った年の経費にする?
いいえ。衣装を返却したときに返金される預り金・保証金は、支払った年の必要経費にはしません。
もし衣装の貸出時に「預り金」「保証金」「デポジット」などをお店へ預けている場合は、後で返金されるお金なのかを確認してください。
預り金は、衣装を破損せず返却すれば戻る可能性があるお金だからです。
| 精算内容 | 考え方 |
| 返却時に全額返金される | 支払時に通常の経費として処理しない |
| 一定額が最初から返金されない | 返金されない部分の内容を確認 |
| 破損・紛失により一部を差し引かれる | 差引額、理由、仕事との関係を確認 |
| 退店時に衣装を買い取る | 預り金の返金と衣装購入代を分けて確認 |
たとえば最初に1万円を預け、退店時に1万円が返ってきたのであれば、結果として衣装代を負担していません。
一方、退店時に衣装を持ち帰る代わりに1万円が返金されなかった場合は、その1万円が単なる預り金のままなのか、衣装の買取代になったのかを確認します。
「給料から引かれたから経費」ではなく、後で戻るお金なのか、何の対価として確定した支出なのかを確認してください。
衣装レンタル料・クリーニング代・破損代は分けて整理する
精算明細に「衣装代」と一行だけ記載されていても、実際にはレンタル料、洗濯代、クリーニング代、破損負担、買取代などが混ざっている可能性があります。
| 記載・請求 | 確認すること |
| 衣装レンタル料 | 出勤ごと・月額など、実際の本人負担額 |
| クリーニング代 | 店舗負担か本人負担か、何着分か |
| 破損・紛失代 | 請求理由、金額、預り金との精算 |
| 衣装買取代 | 所有権が本人へ移ったか、今後の用途 |
| 店舗雑費に含まれる | 衣装費部分を別に二重計上していないか |
店舗雑費の中に衣装貸出やクリーニングが含まれているのに、さらに推定した衣装代を別の経費として入れると二重計上になります。
店舗から引かれる雑費については、「風俗嬢の雑費は経費になる?」もご確認ください。
イメクラで自腹購入した衣装・コスプレ用品は経費になる?
店舗から支給・貸与されず、特定の設定やプロフィール撮影などイメクラの仕事に使うために本人が自腹で購入したものは、必要経費を検討できます。
ただし、品名だけで自動的に判断するのではなく、仕事専用か、私生活でも使うか、店舗から補助を受けたかを確認します。
| 支出 | 基本的な考え方 |
| 設定専用のコスプレ衣装 | 仕事専用で本人負担なら必要経費を検討 |
| 仕事専用のウィッグ | プロフィールや接客での使用実態を確認 |
| 設定用の眼鏡・名札・小物 | 業務との具体的な関係を確認 |
| 衣装専用の靴・ストッキング | 私用せず仕事専用なら必要経費を検討 |
| 衣装ケース・ハンガー | 仕事用品専用の保管に使う本人負担分を確認 |
| 自宅でも普段着にする服 | 私生活との区分が難しく慎重に判断 |
| 趣味のコスプレイベントでも使う衣装 | 仕事専用とはいえず、使用実態から区分を確認 |
たとえば同じ通販注文で、仕事専用の衣装と普段使いの靴を一緒に買った場合は、注文総額をそのまま経費にせず、商品ごとに分けてください。
通販サイトの商品明細、注文履歴、決済履歴、プロフィール写真などを一緒に残すと、何のために購入したか説明しやすくなります。
経費全般については、「風俗嬢の経費になるもの・ならないもの」もご確認ください。
高額な特注衣装や撮影機材は購入年に全額経費とは限らない
1点が高額で、何年も継続して使用する特注衣装、カメラ、照明機材などは、購入した年に全額を必要経費へ入れず、減価償却等の処理が必要になることがあります。
一般的な低額の消耗品と、長期間使用する高額な資産では処理が異なる可能性があります。
また、セット販売された衣装・靴・小物について、実質的に一式として機能するのか、個別に使用できるのかでも確認が必要です。
高額なオーダーメイド品や撮影機材を購入した方は、金額だけでなく、購入日、使用開始日、内容、使用期間を残しておきましょう。
化粧品・美容院・ネイル・カラコンは全部イメクラの経費?
イメクラでは設定ごとに見た目を変えることがありますが、「見た目が売上に影響する」という理由だけで、化粧品・美容院・ネイル・カラコンをすべて100%経費にできるわけではありません。
これらは私生活にも効果が及びやすいためです。
| 支出 | 確認するポイント |
| 店舗備付けの化粧品 | 本人負担がなければ本人の経費にしない |
| 撮影当日のヘアメイク | 集客用撮影との直接的な関係と本人負担を確認 |
| 普段も使う化粧品 | 私生活との区分が問題になりやすい |
| 設定専用の特殊メイク用品 | 仕事専用の使用実態があれば必要経費を検討 |
| 普段も通う美容院・ネイル | 何となく全額を仕事用にしない |
仕事用と私用が混ざるものは、利用実態に基づいて業務上必要な部分を明確に区分できるかが重要です。
「設定に合うから」「お客様に褒められたから」というだけでなく、どの撮影・どのプロフィール・どの仕事に使用したかを残してください。
プロフィール写真・パネル撮影・レタッチ代は経費になる?
イメクラの集客用プロフィールやパネルに使用する写真について、撮影費・スタジオ代・ヘアメイク代・画像修整代を本人が負担した場合は、広告宣伝との関係から必要経費を検討できます。
一方、撮影やヘアメイクをお店が無料で行い、自分で費用を負担していない場合は本人の経費ではありません。
| ケース | 本人側の整理 |
| 店舗が撮影・修整を全額負担 | 本人の経費にはしない |
| 本人が外部カメラマンへ支払う | 集客用写真との関係から必要経費を検討 |
| 店舗から撮影補助を受ける | 補助額と本人負担額を分ける |
| 私用写真と仕事用写真を同時撮影 | 仕事用部分を区分できるか確認 |
撮影費の領収書だけでなく、実際に掲載されたプロフィールページ、撮影日のLINE、納品データも保存しておくとよいでしょう。
設定の研究に使った映画・漫画・サブスク代も経費になる?
「役作りのために見た」という理由だけで、映画、漫画、動画配信サービス、ゲーム等の代金をすべて経費にするのは慎重に考える必要があります。
これらは趣味・娯楽としても利用できるため、私生活との区分が難しい支出です。
店舗から特定の設定について準備を求められ、そのためだけに教材やレッスンを購入したなど、業務との直接的な関係を具体的に説明できる場合は個別に確認します。
一方、普段から利用している動画配信サービスの月額料金を「接客の勉強にもなる」として全額経費にすることは避けた方がよいでしょう。
衣装指定料・設定オプションは誰の売上?
お客様が店舗へ衣装指定料や設定オプション料金を支払っても、その全額が自動的にイメクラ嬢本人の売上になるとは限りません。店舗との契約上、自分にいくらのバックが発生するのかを確認します。
反対に、基本コースのバックだけを年間報酬にして、本人へ支払われた衣装オプションや指名バックを漏らしてはいけません。
| 報酬項目 | 確認すること |
| 基本コースバック | 自分に発生する基本報酬 |
| 衣装指定バック | 客料金ではなく本人へ支払われる金額 |
| 設定・シチュエーションオプション | 本人へのバックの有無と金額 |
| 写真指名・本指名 | 本人へ支払われる指名バック |
| 保証給・待機保証 | 店舗から実際に支払われた金額 |
| 撮影・写メ日記等の手当 | 仕事に関連して受け取った支給額 |
| 入店祝い金・ボーナス | 実際の支給内容と受取額 |
たとえばお客様が衣装指定料3,000円を店舗へ払い、本人へのバックが1,000円であれば、まず確認するのは本人に発生した1,000円です。
お客様が払った3,000円と、自分に発生した報酬1,000円と、雑費等を引いた後の手取りを混同しないでください。
イメクラは衣装の経費だけでなく、「衣装に関連して受け取った報酬」の集計漏れにも注意が必要です。
お客様から衣装やウィッグをもらった場合は?
お客様が購入した衣装をもらった場合、「現金ではないから収入ではない」「プレゼントだから必ず非課税」と自動的に判断しないでください。
誰が所有するのか、仕事の対価・チップとして受け取ったのか、店舗が管理する備品なのか、個人的な贈り物なのかによって確認する内容が変わります。
| 受取り方 | 確認すること |
| 接客中だけ借りて返す | 本人が取得していなければ購入経費もない |
| 仕事用として本人が受け取る | 仕事に関連する経済的利益として取扱いを確認 |
| 店舗が受け取り備品として管理 | 本人が受け取ったものかを確認 |
| 仕事と無関係の個人的な贈り物 | 事実関係により贈与税等を別途確認 |
また、もらった衣装について本人は購入代金を払っていないため、市販価格をそのまま本人の衣装代として必要経費にすることはできません。
現金のチップについてはもちろん、仕事に関連して受け取った物品も記録を残しておきましょう。
複数の設定・源氏名・店舗を「衣装台帳」で整理する
イメクラで自腹衣装が多い方は、領収書だけを箱に入れるより、「どの設定・プロフィール・店舗で使ったか」を一覧にした衣装台帳を作ると整理しやすくなります。
難しい帳簿である必要はありません。スプレッドシートやスマホのメモでも構いません。
| 記録項目 | 記載例 |
| 購入日 | 2026年4月10日 |
| 品名 | 設定用衣装・ウィッグ・眼鏡 |
| 金額 | 商品ごとの購入額 |
| 使用店舗・源氏名 | 店舗A・源氏名B |
| 使用目的 | プロフィール撮影・衣装指定対応 |
| 店舗補助 | なし・一部精算・全額精算 |
| 私用の有無 | 仕事専用・私用あり |
| 証拠 | 注文履歴・掲載写真・店舗LINE |
同じ源氏名でも店舗を移籍している場合や、一つの店舗で複数の設定を使い分けている場合は、使用先まで記録すると説明しやすくなります。
衣装写真は身バレが心配で削除したくなるかもしれませんが、公開を続ける必要はありません。税務資料として必要な範囲で、第三者に見られにくい場所へ保存してください。
実際にあった相談|店から「確定申告しないで」と言われた
新宿風俗確定申告センターには、「報酬明細がない」「お店から確定申告しなくてよいと言われた」という相談が実際に寄せられます。
実際にあった相談
ある女性は、イメクラで現金日払いの報酬を受け取っていました。
確定申告をしようと店舗へ明細を求めましたが、「明細はない」「店の収入として申告しないでほしい」と言われ、不安になりました。
本人の手元には毎日の正確な精算表はありませんでしたが、次の資料が残っていました。
- 出勤連絡のLINE
- プロフィールページのスクリーンショット
- 衣装撮影の日付が分かる写真データ
- 通販で購入した仕事用衣装の履歴
- スマホに残した日払い額のメモ
そこで、店舗の言葉だけで無申告にするのではなく、残っている資料から出勤日・報酬・店舗控除・自腹衣装を年ごとに整理することになりました。
お店が申告を望んでいないことと、本人に確定申告義務があるかどうかは別問題です。
店舗から「申告しなくてよい」と言われても、その一言だけで無申告を続けないでください。
明細なしでもイメクラの報酬を復元する
現金日払いで報酬明細が残っていなくても、申告が必要な収入をなかったことにはできません。イメクラでは一般的な銀行履歴に加え、プロフィール・衣装・撮影の記録が勤務実態を整理する手掛かりになります。
| 残っている資料 | 確認できること |
| 店舗とのLINE | 出勤、予約、精算、衣装指定 |
| プロフィール・在籍ページ | 在籍期間、源氏名、設定、掲載店舗 |
| 写メ日記・投稿履歴 | 出勤日、撮影日、使用衣装 |
| 写真の撮影日時 | 撮影・勤務時期の手掛かり |
| 予約・顧客管理画面 | 接客件数、指名、オプション |
| スマホのカレンダー | 出勤日・店舗移籍 |
| 銀行口座・現金入金 | 振込、現金入金、生活状況との整合 |
| 通販・カード履歴 | 自腹衣装・小物・撮影関連費 |
一つの資料だけで年間報酬を決めるのではなく、複数の資料を突き合わせます。
たとえば写メ日記に出勤記録があっても、その日に必ず接客・報酬が発生したとは限りません。反対に、投稿がない日にも出勤している可能性があります。
推測だけで都合のよい数字を作らず、何を根拠にどのように計算したかを残してください。
詳しくは、「風俗嬢の過去分確定申告|明細なし・売上不明の場合」をご確認ください。
領収書がなくても衣装の購入記録を探す
紙の領収書を捨てていても、通販サイトの注文履歴、カード明細、決済アプリ、配送メールなどから購入日・商品・金額を確認できる場合があります。
イメクラの衣装は通販で購入することも多いため、紙のレシートがないからすぐに諦める必要はありません。
ただし、カード明細に店名と合計額しか表示されず、何を買ったか分からない場合があります。
その場合は、
- 通販サイトの商品明細
- 注文確認メール
- 当時の衣装写真
- プロフィール掲載画面
- 店舗から衣装を指定されたLINE
なども一緒に保存してください。
領収書がない場合については、「風俗嬢・デリヘル勤務で領収書がない場合」もご確認ください。
退店後に衣装を私物化・売却・処分した場合は?
仕事用として購入した衣装を退店後に私生活で使う、フリマアプリで売る、廃棄する場合は、購入時から処分時までの経緯を残しておきましょう。
特に高額な特注衣装や撮影機材は、単なる低額消耗品と同じ処理にならないことがあります。
| 退店後の扱い | 確認すること |
| 店舗へ返却 | 本人所有ではなかったこと、預り金の返金 |
| 本人が持ち帰る | 貸与品の買取りか、元から本人所有か |
| 私生活で使用する | 仕事専用から私用へ変わった時期 |
| フリマ等で売却する | 事業で使用した資産の売却として取扱いを確認 |
| 破損・廃棄する | 処分日、理由、高額品なら帳簿上の残額 |
フリマアプリの売却代金を「中古品を売っただけだから必ず申告不要」と一律に判断するのは避けてください。
事業で使用し、過去に必要経費へ入れた物品かどうかも含め、個別に確認します。
実際にあった相談|複数店勤務で過去の売上が分からない
新宿風俗確定申告センターには、複数の風俗店から現金日払いで報酬を受け取り、途中まで記録していなかったため、どの店舗でいつ・いくら稼いだか分からないという相談も寄せられます。
イメクラでも、店舗の閉店、移籍、源氏名の変更、プロフィール削除が重なると、過去の報酬整理が難しくなります。
実際にあった相談
ある女性は、昼職と並行して複数の風俗店に在籍し、そのうち一店舗がイメクラでした。
報酬はすべて現金日払いで、途中からしか金額をメモしていませんでした。
しかし、イメクラ在籍時のプロフィール撮影データ、衣装購入履歴、出勤LINE、スマホの位置履歴、別店舗の振込記録が残っていました。
そこで「分からないからゼロ」にするのではなく、店舗ごと・年ごとに資料の有無を分け、確認できた事実と推定した部分を区別して整理しました。
過去分を整理するときに重要なのは、最初から完璧な数字を記憶していることではありません。
現在残っている資料を保存し、合理的な根拠をもって年ごとの数字を確認することです。
イメクラの確定申告を進める手順
イメクラの衣装・撮影・設定オプションを整理した後の確定申告手順は、ほかの風俗業態と基本的に共通します。
衣装や撮影費だけを集計しても、確定申告は終わりません。年間の額面報酬、指名・オプション、店舗雑費、源泉所得税、その他の必要経費を整理したうえで申告書を作成します。
具体的には、次の内容を順番に確認してください。
- 確定申告が必要になる金額
- 給与と業務委託等の報酬の違い
- 売上・源泉所得税・店舗雑費の整理
- 確定申告書を作る5つの手順
- 税金の計算と納付
- 住民税や昼職への影響
- 過去の無申告と税務署対応
風俗の確定申告全体を確認する
イメクラを含む風俗嬢の確定申告全体は、「風俗の確定申告|ソープ嬢・デリヘル嬢のやり方・経費を税理士が解説」をご確認ください。
必要書類の集め方から、売上・経費の整理、申告書作成、納税まで一連の流れを解説しています。
イメクラ嬢の確定申告は新宿風俗確定申告センターへ
イメクラでは、現金日払いだけでなく、衣装の貸与と自腹購入、店舗補助、衣装指定バック、撮影費、源氏名や設定の変更など、資料を見ないと判断できない項目が多くあります。
特に、
- 衣装を何十着も自腹で購入している
- どの衣装をどの店舗で使ったか分からない
- 店舗貸与品と自分の衣装が混ざっている
- 衣装代を給与から引かれている
- 預り金・レンタル料・クリーニング代の区別がつかない
- お客様から衣装や小物をもらっている
- 衣装指定・設定オプションのバックが多い
- 撮影代やヘアメイク代を自腹で負担している
- 現金日払いで報酬明細がない
- 店舗から確定申告しないよう言われた
- 閉店した店舗や削除済みのプロフィールがある
- 複数店舗を掛け持ちし、源氏名も変えている
- 3年・5年と確定申告していない
- 税務署から連絡が来ている
という方は、申告書へ数字を入力する前に事実関係を整理する必要があります。
| 現在ある資料 | 確認すること |
| 報酬明細・精算画面 | 額面報酬・指名・衣装オプション・店舗控除 |
| LINE・出勤記録 | 勤務日・店舗・衣装指定・撮影 |
| プロフィール・写メ日記 | 在籍期間・源氏名・使用衣装 |
| 通販履歴・カード明細 | 本人負担の衣装・小物・撮影関連費 |
| 店舗の衣装規約 | 貸与・預り金・破損・買取りの条件 |
| 税務署から届いた書類 | 対象年分・期限・質問内容 |
最初からすべての資料がそろっている必要はありません。
新宿風俗確定申告センターでは、現在残っている資料から、年ごと・店舗ごとに報酬と必要経費を確認し、申告書の作成から税務署への提出まで対応します。
お困りの方は新宿風俗確定申告センターへお悩みをお聞かせください。
イメクラ嬢の確定申告についてよくある質問
イメクラの確定申告では、衣装の品名よりも、所有者・最終負担者・仕事での使用実態を確認することが重要です。
イメクラで働いていたら確定申告は必要ですか?
給与か業務委託等の報酬か、年間所得がいくらあるかなどによって判断します。
業務委託等で継続的に報酬を受け取り、店舗で年末調整されていない場合は、確定申告が必要になるケースが多いです。
現金日払いなら申告しなくても大丈夫ですか?
いいえ。
現金で受け取った報酬も収入から外すことはできません。
お店に確定申告しないでと言われました
店舗の希望だけで本人の申告義務がなくなるわけではありません。
契約、年間所得、昼職の有無などから申告要否を確認してください。
お店にあるコスプレ衣装は経費になりますか?
店舗所有の衣装を無料で借り、本人が費用を負担していないのであれば、本人の必要経費にはできません。
自分で買ったイメクラ用衣装は経費になりますか?
店舗から支給・精算されず、仕事専用として本人が負担したものであれば、業務との関係から必要経費を検討できます。
趣味のコスプレでも使っています
仕事専用とはいえないため、私生活での使用状況を含めて慎重に確認します。
仕事にも使ったという理由だけで購入額の全額を経費にしないでください。
通販の領収書に衣装と私物が一緒に載っています
注文総額をそのまま経費にせず、商品明細から仕事用衣装と私物を分けてください。
店舗から衣装代の半額を補助されました
購入額と補助額を確認し、最終的な本人負担を整理します。
本人が負担していない部分を二重に経費へ入れないでください。
衣装の保証金を給与から引かれています
衣装返却時に戻る預り金なのか、返金されないレンタル料等なのかを確認してください。
返還される金銭は、支払時点で通常の衣装代と同じように経費へ入れるものではありません。
衣装のクリーニング代は経費になりますか?
仕事用衣装のクリーニング費を本人が実際に負担している場合は必要経費を検討できます。
店舗負担の場合や店舗雑費に含まれている場合は、本人側で重ねて計上しないでください。
衣装を破損して弁償しました
請求理由、金額、店舗との規約、預り金との精算内容を確認します。
「給料から引かれた」という事実だけでなく、何に対する負担かを残してください。
ウィッグ・眼鏡・靴・小物も経費になりますか?
本人負担で、イメクラの設定や撮影だけに使用するなど仕事との関係を説明できる場合は必要経費を検討できます。
普段も使用するものは私生活との区分を確認します。
化粧品やカラコンは全額経費になりますか?
私生活でも使う化粧品やカラコンは、イメクラ勤務という理由だけで全額が必要経費になるわけではありません。
仕事専用の特殊な用品か、業務使用分を明確に区分できるかなどを確認します。
プロフィール撮影代は経費になりますか?
店舗の集客用プロフィールに使う撮影費を本人が負担した場合は、広告宣伝との関係から必要経費を検討できます。
店舗が無料で撮影した場合は本人の経費にはできません。
衣装指定料はお客様が払った全額を売上にしますか?
必ずしもそうではありません。
店舗との契約上、本人へいくらのバックが発生しているのかを確認してください。
お客様から衣装をプレゼントされました
仕事の対価・チップとして受け取ったのか、個人的な贈り物なのか、店舗備品になったのかなど、事実関係から税務上の取扱いを確認します。
本人が購入代金を払っていない衣装を、市販価格で必要経費にすることはできません。
報酬明細がありません
LINE、プロフィールページ、写メ日記、撮影データ、予約画面、カレンダー、銀行履歴などから年間報酬を整理します。
衣装の領収書がありません
通販サイトの注文履歴、カード明細、決済履歴、配送メール、実際の衣装写真などを探してください。
昔のイメクラが閉店しています
現在残っているLINE、写真データ、プロフィールのスクリーンショット、カレンダー、銀行履歴、通販履歴などから勤務期間と報酬を整理します。
退店後に仕事用衣装をフリマで売りました
事業で使用し、過去に必要経費へ入れた物品かどうかを含め、売却代金の取扱いを確認してください。
3年間イメクラの確定申告をしていません
申告が必要だったのであれば、今年分だけではなく過去の各年について報酬と必要経費を整理します。
無申告については、「水商売で確定申告していない場合の対処法」もご確認ください。
普通の風俗の確定申告と方法は違いますか?
確定申告の基本的な仕組みは同じです。
ただしイメクラでは、衣装の所有者、店舗貸与、自腹購入、預り金、クリーニング、撮影、衣装指定バックなどを特に確認する必要があります。
確定申告全体については、「風俗の確定申告のやり方」をご確認ください。
まとめ|イメクラは衣装の種類より「誰が負担したか」を確認する
イメクラ嬢の確定申告で最も重要なのは、「コスプレ衣装だから経費」と一括りにせず、衣装の所有者、本人負担、店舗補助、私用の有無を一つずつ確認することです。
特に確認したいのは、
- 店舗所有・無料貸与の衣装
- 本人が自腹で購入した仕事専用衣装
- 店舗から補助・精算を受けた衣装
- 返還される衣装預り金・保証金
- レンタル料・クリーニング代・破損代
- ウィッグ・靴・眼鏡・設定用小物
- 仕事用と私用が混ざる化粧品・美容代
- プロフィール撮影・レタッチ・ヘアメイク
- 衣装指定・設定オプションの本人バック
- お客様から受け取った衣装・物品
- 退店後の衣装の買取り・売却・処分
です。
また、現金日払いで報酬明細が残っていない場合でも、LINE、プロフィール、写メ日記、撮影データ、通販履歴など、イメクラならではの資料が売上と経費を整理する手掛かりになります。
衣装関係の整理が終わったら、「風俗の確定申告|ソープ嬢・デリヘル嬢のやり方・経費を税理士が解説」の手順に沿って、年間売上・必要経費・所得・税額を確認してください。
衣装が多い、店舗負担と自腹が混ざっている、明細がない、複数店舗を掛け持ちした、過去も申告していないという方は、資料がさらに消える前に確認してください。
新宿風俗確定申告センターでは、イメクラの現金日払い、衣装指定バック、店舗貸与、自腹衣装、預り金、撮影費、資料不足、過去の無申告までまとめて確認し、申告書の作成から税務署への提出まで対応します。
お困りの方は新宿風俗確定申告センターへお悩みをお聞かせください。
