水商売

宴会コンパニオンの確定申告|日払い・源泉徴収・経費を税理士が解説

坂根 崇真

新宿風俗確定申告センター代表税理士(登録番号133046号)。
年間400件以上の税務相談に対応。
風俗・夜職の確定申告をはじめ、現金日払い、明細なし、過去の無申告、税務調査にも、現在残っている資料から対応します。

悩む女性
昼職をしながら、宴会コンパニオンの派遣会社に登録しています。2時間の基本報酬に延長料や指名料が付き、仕事が終わった日に現金を受け取っています。毎回税金も引かれていますが、自分で確定申告する必要がありますか?

結論から言うと、宴会コンパニオンの報酬が日払い・現金手渡しでも、確定申告が必要になるケースがあります。派遣会社が差し引いた源泉所得税は税金の前払いであり、税金を引かれているだけで確定申告が完了したことにはなりません。

最初に確認するのは、派遣会社からの支払いが給与なのか、バンケットホステス・コンパニオン等の報酬なのかです。

そのうえで、基本報酬、延長料、指名料、遠方手当、交通費等の支給、客から直接受け取ったチップ、派遣会社から引かれた源泉所得税や送迎代を分けて年間集計します。

この記事のポイント

  • 宴会・バンケット・温泉コンパニオンの収入も申告対象になる
  • 日払い・現金手渡しでも税金の扱いは変わらない
  • 最初に給与かコンパニオン報酬かを確認する
  • 客が派遣会社へ払った料金全額が本人の売上とは限らない
  • 基本報酬だけでなく延長・指名・手当・チップも集計する
  • 報酬の源泉徴収は単純な一律10%や出勤日数だけで計算しない
  • 交通費・宿泊費は誰が支払い、誰が精算したかを確認する
  • 支払調書がなくても派遣指示や日払い記録から整理できる

お困りの方は新宿風俗確定申告センターへお悩みをお聞かせください。

新宿風俗確定申告センター

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手渡し・明細なし・領収書なし・過去の無申告も、
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この記事では、新宿風俗確定申告センターの税理士、坂根崇真が解説します。

この記事は、ホテル・旅館・飲食店等の宴会で接待等を行う宴会コンパニオン、バンケットコンパニオン、温泉コンパニオン等の女性キャストを対象としています。

展示会や販売促進イベントに出演するイベントコンパニオンとは、仕事の内容や契約が異なる場合があります。

確定申告が必要になる基準、申告書の作り方、提出方法等の全体像は「風俗・夜職の確定申告のやり方」をご確認ください。

宴会コンパニオンも確定申告が必要?

はい。宴会コンパニオンとして受け取った給与・報酬、必要経費、昼職やほかの収入、年末調整の状況等によって、確定申告が必要になります。

「登録制だからアルバイトではない」「1回2時間だけだから申告不要」「毎回税金を引かれているから会社が申告してくれる」と一律に判断することはできません。

働き方 確認すること
宴会コンパニオンを本業にしている 給与・報酬区分、年間所得、源泉徴収
会社員が週末だけ登録している 昼職の給与、副業所得、住民税
学生・扶養内で働いている 本人の税金、税法上・社会保険上の扶養
複数の派遣会社へ登録している 会社ごとの給与・報酬と年間合計
直接お客様から予約を受けている 契約相手、受取総額、紹介料等

確定申告が必要かどうかは、入金額だけで決まりません。まず、誰とどのような契約を結び、何の対価としてお金を受け取ったかを確認してください。

宴会・バンケット・温泉コンパニオンの違い

呼び方やサービス内容に違いがあっても、飲食を伴う宴会等で接待等を行うコンパニオンの報酬は、税務上共通して確認すべき項目があります。

呼び方 主な勤務場所・形態 特に確認する収入
宴会コンパニオン ホテル、旅館、料亭、飲食店等 基本報酬、延長、指名、チップ
バンケットコンパニオン パーティー、祝賀会、宴席等 時間報酬、延長、リーダー手当等
温泉コンパニオン 温泉旅館、宿泊宴会等 遠方手当、宿泊、交通費、延長
ピンクコンパニオン等 旅館、ホテル等の宴席 コース、延長、指名、オプション等

求人に「アルバイト」「全額日払い」と書かれていても、税務上の給与か報酬かは別に確認します。

また、派遣会社によって、2時間を基本単位にする、30分ごとに延長料が付く、遠方会場だけ手当が出るなど、精算方法が異なります。

最初に給与かコンパニオン報酬か確認する

宴会コンパニオンの確定申告では、派遣会社からの支払いが給与なのか、業務委託等の報酬なのかを最初に確認します。

給与と報酬では、所得の計算方法、必要経費、源泉徴収、年末書類が異なります。

確認項目 給与の可能性を検討する事情 報酬の可能性を検討する事情
契約 雇用契約・アルバイト契約 業務委託・登録契約
仕事の指示 派遣会社の指揮監督の下で勤務 案件を個別に引き受ける性格が強い
時間 出退勤や勤務時間を会社が管理 案件を受けるか本人が判断する余地が大きい
報酬 勤務時間に応じた時給・日給 宴会1件、時間、指名等を基に精算
代替 指定された本人が勤務する 代替や再委託が認められる余地がある
年末書類 給与所得の源泉徴収票 支払明細・年間精算表・支払調書の写し等

時給制だから必ず給与、登録制だから必ず報酬とは限りません。契約書の名称だけでなく、指揮監督、時間的な拘束、仕事を断る自由、報酬を請求できる条件など、実際の働き方を総合して確認します。

派遣会社から「個人事業主」「確定申告は不要」と言われただけで、所得区分や申告の要否を決めないでください。

派遣会社に客が払った料金全額が本人の売上とは限りません

派遣会社が宴会の依頼を受け、コンパニオン本人には契約上の固定報酬等を支払う仕組みなら、通常、客が派遣会社へ払った料金全額を本人の売上にするものではありません。

たとえば、客がコンパニオン1名2時間について派遣会社へ25,000円を払い、本人には15,000円の報酬が発生する契約だったとします。

取引の仕組み 本人側で確認する売上
派遣会社が客と契約し、本人へ15,000円を支払う 本人に発生した15,000円の報酬を確認
本人が客から25,000円を受け取り、派遣会社へ10,000円を支払う 契約に応じて25,000円の売上と紹介料等を分けて確認
客料金を本人が派遣会社の代理で一時回収する 預かった金額と本人報酬を契約・精算書から区分

派遣会社のサイトに掲載された客料金と、自分の日払い報酬の差額を、何となく全額「派遣手数料」という経費にしないでください。

誰が客と契約し、誰に売上が帰属し、本人にはいくらの報酬を受け取る権利があるのかを確認します。

基本報酬・延長・指名・チップを年間収入へ含める

宴会コンパニオンの年間収入には、2時間等の基本報酬だけでなく、延長料、指名料、各種手当、仕事に関連して受け取ったチップ等も含めて確認します。

収入 確認する資料・内容
基本報酬・日当 勤務日、基本時間、1件当たりの金額
延長料 延長時間、単価、当日精算か後日精算か
指名料 指名件数と本人に発生するバック
リーダー・繁忙日等の手当 派遣会社から追加支給された金額
遠方・出張手当 現金支給と実費精算を分ける
交通費・タクシー代の支給 誰が交通機関へ支払い、本人がいくら受け取ったか
客から直接受け取ったチップ 仕事に関連して受け取った現金・商品券等
キャンセル料の分配 本人に報酬として確定した金額

客から派遣会社を通じて指名料やチップ相当額を受け取る場合は、派遣会社からの報酬明細に含まれているか確認します。

客から直接受け取った現金は、派遣会社の明細には載らないことがあります。受取日、宴会、金額を自分で記録してください。

日払い・現金手渡しは手取りだけを記録しない

仕事が終わった日に現金を受け取る場合は、手取り額だけでなく、控除前の報酬、延長・指名、源泉所得税、送迎代等を分けて記録します。

勤務日 基本報酬 延長等 総支給 源泉税・送迎代 手取り
11月20日 15,000円 5,000円 20,000円 2,531円 17,469円

この例は、源泉所得税1,531円と送迎代1,000円を差し引いたものです。手取り17,469円だけを売上にすると、報酬総額、源泉所得税、送迎代の内訳が分からなくなります。

日払い封筒や精算画面は撮影し、派遣会社別に保存してください。

現金手渡しについては「水商売の給料手渡しと税金」もご確認ください。

宴会コンパニオン報酬の源泉徴収はどう計算する?

バンケットホステス・コンパニオン等の報酬は、原則として報酬額から「5,000円×報酬の計算期間の日数」等を差し引いた残額に10.21%を掛けて源泉徴収税額を計算します。

基本的な計算式は次のとおりです。

(報酬・料金-5,000円×計算期間の日数)×10.21%

計算期間の日数は、派遣会社が報酬計算の基礎とした期間の初日から末日までの全日数です。営業日数や実際の出勤日数ではありません。

たとえば、1日単位で報酬を計算し、その日の報酬が20,000円である場合、同月中に別途給与の支払いがない前提では次のように計算します。

計算項目 金額例
コンパニオン報酬 20,000円
5,000円×1日 5,000円
計算対象 15,000円
15,000円×10.21% 1,531円

月払いであれば、単純に出勤した日だけを5,000円に掛けるものではありません。報酬の計算期間が1か月なら、その期間の全日数で確認します。

また、同じ月に給与等の支払いも受けている場合は計算が変わることがあります。

派遣会社が報酬総額の10%を一律に引いている場合も、手取りから自己判断で源泉徴収税額を作らず、年間明細と実際の控除額を確認してください。

源泉徴収については「水商売の源泉徴収と10%の税金」もご確認ください。

誰から報酬を受け取るかで源泉徴収の確認が変わる

派遣会社から受け取る報酬、客が派遣会社を通じて支払う金額、客から直接受け取る金額では、源泉徴収義務の有無と申告資料が同じとは限りません。

受け取り方 確認すること
派遣会社から報酬を受け取る 報酬明細、源泉徴収税額、計算期間
客が派遣会社を通じて本人分を支払う 派遣会社から本人へ支払われた報酬として確認
客からチップを直接受け取る 支払時に税金が引かれなくても本人の収入として記録
本人が客から直接予約を受ける 客料金、紹介料、交通費等のお金の流れ

客から直接受け取った金額に源泉徴収がないからといって、非課税になるわけではありません。

反対に、派遣会社から税金を引かれた金額は、確定申告で源泉徴収税額として精算するため、報酬総額と分けて保存します。

10.21%を引かれていても確定申告は終わっていません

源泉所得税は年間の所得税を確定する手続きではなく、報酬を受け取る段階で行う税金の前払いです。

確定申告では、1年間の報酬から必要経費を差し引き、昼職その他の所得と各種所得控除を含めて本来の所得税額を計算します。

その結果と、派遣会社が源泉徴収した所得税を比較し、追加納税または還付を確認します。

源泉所得税は必要経費ではありません。帳簿では、派遣会社の登録料、事務手数料、送迎代等の経費と分けてください。

「税金・手数料10%」のようにまとめて引かれている場合は、10%全額を源泉徴収税額として申告しないでください。

支払調書が届かなくても確定申告できます

報酬等の支払調書は本人への交付が義務付けられている書類ではないため、支払調書が届かなくても年間報酬と源泉徴収税額を整理して申告します。

給与であれば、派遣会社等から給与所得の源泉徴収票を受け取ります。報酬であれば、毎回の報酬明細、年間精算表、振込履歴等を確認します。

書類・資料 確認できる内容
給与所得の源泉徴収票 給与の支払金額、源泉徴収税額、年末調整
支払調書の写し 報酬の年間支払額、源泉徴収税額
年間精算表 報酬、延長、指名、税金、各種控除
日払い明細 案件ごとの総支給、源泉徴収、手取り

何も発行されない場合は、派遣会社へ「1月から12月までの報酬総額、源泉所得税、登録料・送迎代等の控除」を分けた一覧を依頼してください。

複数の派遣会社を掛け持ちしている場合

複数のコンパニオン派遣会社に登録している場合は、会社ごとに収入と源泉徴収税額を整理した後、年間の確定申告で合計します。

A社は報酬、B社は給与、客から直接受けた依頼は自分の売上というように、支払いの区分が混在することもあります。

支払先等 区分例 年間資料 確認事項
A派遣会社 報酬 年間精算表 報酬・源泉税
B派遣会社 給与 源泉徴収票 年末調整
直接予約 売上 予約・入金履歴 客料金・紹介料

報酬の必要経費を派遣会社別に重複計上しないことにも注意してください。1着のドレスをA社とB社の両方で使っていても、同じ購入費を2回経費にすることはできません。

掛け持ちについては「風俗・夜職を掛け持ちする場合の確定申告」もご確認ください。

昼職と宴会コンパニオンを掛け持ちしている場合

昼職がある方は、コンパニオン分だけを見るのではなく、昼職の給与、コンパニオンの所得区分、ほかの副業を合わせて申告の要否を判断します。

コンパニオン分 確認方法
給与 昼職と派遣会社の源泉徴収票、年末調整されていない給与等を確認
報酬 報酬総額から必要経費を差し引いた所得を確認
給与と報酬が混在 所得区分ごとに計算して年間の申告へ合算

会社員の副業でよく言われる「20万円」は、すべての方に共通する免税枠ではありません。

昼職が1か所の給与で年末調整済み、コンパニオン分が報酬である場合は、原則として給与・退職所得以外の年間所得が20万円を超えるかを確認します。この20万円は日払い収入の合計ではなく、報酬から必要経費を差し引いた所得です。

また、所得税の確定申告が不要となる場合でも住民税の申告が必要になることがあります。医療費控除等のために確定申告する場合は、20万円以下の副業所得も含めます。

住民税については「夜職の住民税」をご確認ください。

宴会コンパニオンの経費になるもの

コンパニオン報酬を得るために本人が負担し、仕事との関係を説明できる支出は必要経費として検討します。

支出 確認すること
業務専用のドレス・スーツ・衣装 派遣先の指定と私生活での使用
パンプス・ストッキング等 業務専用か、日常でも使用するか
着物の着付け・レンタル 対象となる宴会と支払記録
仕事当日のヘアセット 領収書の日付と勤務日を対応させる
会場までの交通費 派遣会社等から精算されていない本人負担分
高速代・駐車場代・ガソリン代 自家用車の業務使用分と移動記録
宿泊費 遠方案件のため本人が負担した金額
登録料・事務手数料・送迎代 報酬から実際に控除された内訳
プロフィール撮影・名刺 指名獲得等との関係と本人負担
スマホ・通信費 派遣連絡・予約等の業務使用分
会計ソフト・税理士費用 コンパニオン業務の記帳・申告に関する費用

派遣会社が用意した衣装や、後から全額精算された交通費・宿泊費は、本人が最終的に負担していないため、自分の経費へ重ねて入れません。

経費全般については「キャバ嬢など水商売の経費になるもの」も参考にしてください。

交通費・宿泊費は支給方法を分けて確認する

温泉旅館や遠方の宴会へ派遣される場合は、交通費・宿泊費を誰が支払い、本人へ現金支給があったかを分けてください。

負担方法 本人側の確認
派遣会社が交通機関・宿泊先へ直接支払う 本人の収入・経費へ重ねて入れない
本人が立て替え、後から実費全額を精算 立替金と精算を報酬・経費と分けて確認
定額の遠方手当・交通費を現金で受け取る 受取額と実際の交通費をそれぞれ記録
本人が自腹で移動・宿泊する 業務との関係から必要経費を検討
乗り合わせの送迎代を報酬から引かれる 源泉所得税と分けて本人負担額を保存

深夜帰宅用のタクシー代等が報酬と一緒に現金支給される場合は、名称だけで収入から除外しないでください。

受け取った交通費と支払った交通費を相殺して手取りだけ記録すると、後からお金の流れを説明できなくなります。

ドレス・ヘアメイク・美容代はすべて経費になる?

コンパニオンの仕事に必要でも、私生活でも使用できるドレス、化粧品、美容院、ネイル等が自動的に全額経費になるわけではありません。

支出 注意点
派遣会社指定の制服・衣装 仕事専用であることを説明しやすい
普段の会食にも着るドレス 私生活での使用を含めて慎重に判断
仕事当日のヘアセット 勤務日・会場と領収書を対応させる
普段の美容院・基礎化粧品 日常生活上の支出と区分
ネイル・美容医療 私的効果が大きいため全額計上を避ける

「見た目が報酬に影響する」という理由だけで、美容関連支出をすべて経費にしないでください。

領収書がない場合は「領収書なしでも経費にできる?」をご確認ください。

給与として受け取っている場合は同じ経費計算をしません

派遣会社からの支払いが給与であれば、報酬と同じようにドレス代、交通費、ヘアセット代等を一つずつ必要経費として差し引く処理は通常行いません。

給与所得は給与収入から給与所得控除を差し引いて計算します。

給与所得者の特定支出控除には対象や証明等の要件があるため、仕事に使った支出を自由に必要経費へ入れられる制度ではありません。

給与所得の源泉徴収票を給与欄へ入れながら、同じ収入に対応するドレス代等を事業所得や雑所得の経費へ重複して入れないでください。

支払明細がなくても年間報酬を復元する

日払い明細や年間精算表がなくても、派遣指示、勤務報告、LINE、会場、移動履歴、手取り記録等を照合して年間報酬を整理します。

残っている資料 確認できること
派遣会社からの案件LINE 勤務日、会場、基本時間、報酬条件
出勤・終了報告 実際の勤務、延長時間
配車・送迎連絡 遠方案件、移動、送迎代
日払い封筒・精算画面 総支給、税金、各種控除、手取り
カレンダー・会場写真 勤務日、会場、イベント
銀行への現金入金 受取時期・金額を確認する補助資料
交通系IC・高速・駐車場履歴 仕事上の移動と本人負担
客との予約・指名連絡 直接予約、指名、チップ等

派遣会社別に、勤務日、会場、基本報酬、延長、指名、手当、総支給、源泉所得税、その他控除、手取りを一覧にします。

派遣会社が保有する支払台帳や年間集計を取得できる場合は、自分の復元表と照合してください。

現在確認できる派遣指示や精算画面は、登録解除や機種変更の前にスクリーンショット等で保存しましょう。

過去の金額が分からない場合は「過去分の売上が分からない場合の確定申告」もご確認ください。

宴会コンパニオンの相談事例|日払い手取りだけを合計していた

宴会コンパニオンでは、派遣会社が税金を処理してくれると思い、現金手取りしか残していなかったという相談があります。

宴会コンパニオンの相談事例

昼は事務職として働く女性が、週末を中心に2社の宴会コンパニオン派遣会社へ登録していました。

基本2時間の報酬に、30分ごとの延長料、指名料、遠方会場の手当が加算され、仕事が終わった日に源泉所得税と送迎代を差し引いた現金を受け取っていました。

派遣会社の担当者から「税金は毎回引いているので女の子側の確定申告はいらない」と言われ、本人は日払いの手取りだけをスマホへメモしていました。年末になっても支払調書や年間明細は届きませんでした。

そこで、派遣会社から届いた案件LINE、宴会の開始時刻と終了報告、延長連絡、配車案内、スマホのカレンダー、会場までの交通履歴、現金を銀行へ入れた日を会社別・月別に照合しました。

その結果、基本報酬、延長料、指名料、遠方手当、源泉所得税、送迎代、手取りを分けた年間表を作る必要があることが分かりました。

さらに、ある宴会でお客様から直接受け取ったチップと、知人から直接依頼された1件の報酬も派遣会社の明細には含まれていなかったため、年間収入へ追加して確認しました。

2社のうち一方は報酬、もう一方は給与として処理されていたため、契約書と年末書類を基に所得区分を分けて整理しました。

※複数の相談・投稿を参考に、個人が特定されないよう勤務期間、金額、地域等を変更して再構成しています。新宿風俗確定申告センターの特定のお客様の事例ではありません。

明細がない場合は、現金手取りを推測で年間報酬にするのではなく、派遣指示、基本単価、延長・指名記録、控除内容を組み合わせてください。

お困りの方は新宿風俗確定申告センターへお悩みをお聞かせください。

派遣会社への税務確認から無申告が分かる可能性があります

本人が現金で報酬を受け取っていても、派遣会社の登録・派遣・支払資料から勤務と報酬が確認される可能性があります。

派遣会社には次のような資料が残ることがあります。

  • キャストの登録情報
  • 宴会ごとの派遣名簿
  • 勤務・延長報告
  • 日払い・報酬台帳
  • 源泉所得税の計算・納付資料
  • 給与支払報告書・支払調書
  • 客からの予約・請求・入金資料
  • 配車・送迎記録

源氏名で登録していることや、銀行振込を使っていないことによって、収入が税務上なくなるわけではありません。

派遣会社へ税務調査や照会が入った後に、登録していた女性が過去の無申告を心配する公開相談もあります。

税務署から連絡が来る前に、現在残っている日払い・派遣履歴を保存し、必要な年を整理してください。

何年も宴会コンパニオンの確定申告をしていない場合

確定申告が必要だった過去の年がある場合は、今年分だけ申告しても昔の無申告がなくなるわけではありません。

年ごと・派遣会社ごとに次の項目を整理します。

  • 登録していた派遣会社と勤務期間
  • 給与かコンパニオン報酬か
  • 基本報酬・延長・指名・各種手当
  • 客から直接受け取ったチップ・報酬
  • 源泉徴収された所得税
  • 登録料・事務手数料・送迎代等
  • 本人が負担した交通費・衣装代等
  • 昼職とほかの副業の収入

退会済みで過去の管理画面が見られない場合でも、LINE、メール、カレンダー、交通履歴、写真、現金入金等から復元します。

過去の無申告については「水商売で確定申告していない場合の対処法」をご確認ください。

宴会コンパニオンの確定申告は新宿風俗確定申告センターへ

宴会コンパニオンの確定申告では、日払いの手取りを合計する前に、給与・報酬、基本料金・延長・指名、源泉所得税・送迎代、派遣会社経由・直接受領を分ける必要があります。

特に、

  • 日払い・現金手渡しで年間金額が分からない
  • 毎回10%前後を引かれている
  • 派遣会社から確定申告は不要と言われた
  • 給与かコンパニオン報酬か分からない
  • 支払調書も源泉徴収票も届かない
  • 基本報酬以外に延長・指名・手当が多い
  • 客からチップや直接依頼の報酬を受け取っている
  • 複数の派遣会社を掛け持ちしている
  • 昼職に知られず正しく申告したい
  • 温泉旅館等への交通費・宿泊費が多い
  • 過去の日払い明細を捨ててしまった
  • 数年間コンパニオン収入を申告していない
  • 派遣会社や税務署から連絡が来ている

という方は、申告書を作る前のお金の整理が重要です。

現在ある資料 確認する内容
登録・業務委託・雇用契約書 給与・報酬区分、報酬条件
派遣指示・LINE・勤務報告 勤務日、会場、時間、延長
日払い明細・年間精算表 総支給、源泉税、控除、手取り
源泉徴収票・支払調書の写し 給与・報酬と源泉徴収税額
交通・宿泊・衣装等の領収書 本人が負担した必要経費
税務署・市区町村からの書類 対象年、照会内容、回答期限

最初からすべての資料がそろっている必要はありません。現在残っている資料から、派遣会社別・年別に確認していきます。

新宿風俗確定申告センターでは、宴会・温泉コンパニオンの給与・報酬判定、日払い、延長・指名、源泉徴収、経費、複数会社、明細なし、過去の無申告まで整理し、申告書の作成から税務署への提出まで対応します。

お困りの方は新宿風俗確定申告センターへお悩みをお聞かせください。

新宿風俗確定申告センター

\税務署から連絡が来る前に/

手渡し・明細なし・領収書なし・過去の無申告も、
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宴会コンパニオンの確定申告についてよくある質問

宴会コンパニオンは確定申告が必要ですか?

給与か報酬か、年間所得、年末調整、昼職その他の収入等によって必要になります。

コンパニオンだから全員必要、全員不要と一律には判断できません。

バンケットコンパニオンも同じですか?

ホテル、旅館、飲食店等の飲食を伴う会合で接待等を行うバンケットホステス・コンパニオンの報酬も確認対象です。

温泉コンパニオンも確定申告しますか?

温泉旅館等への派遣で得た給与・報酬も申告対象になり得ます。

遠方手当、交通費、宿泊費、延長料等も分けて整理してください。

日払いの現金なら申告しなくてよいですか?

いいえ。日払い・現金手渡しでも税金の扱いは変わりません。

控除前の報酬と源泉所得税等を記録してください。

毎回10%引かれていれば確定申告は不要ですか?

不要とは限りません。源泉徴収は所得税の前払いです。

年間所得から計算した税額と精算します。

コンパニオン報酬の源泉徴収は出勤日数で計算しますか?

出勤日数ではありません。

5,000円を掛けるのは、報酬計算の基礎となった期間の初日から末日までの全日数です。

派遣会社から確定申告しなくてよいと言われました

派遣会社の説明だけでは、本人の確定申告が不要か判断できません。

給与・報酬区分、年間所得、年末調整、昼職等を確認してください。

給与か報酬か分かりません

契約書、指揮監督、勤務時間、案件を断る自由、報酬計算、年末書類等を総合して確認します。

客が払ったコンパニオン料金全額が私の売上ですか?

必ずしもそうではありません。

派遣会社が客と契約し、本人には固定報酬等が発生する仕組みなら、本人の契約上の報酬を確認します。

客から直接もらったチップも収入ですか?

仕事との関係で受け取った現金・商品券等は収入として確認します。

延長料や指名料も申告しますか?

本人に報酬として発生した延長料・指名料は、基本報酬と合わせて年間収入へ含めます。

支払調書が届きません

報酬等の支払調書は本人への交付が義務付けられている書類ではありません。

日払い明細、年間精算表、派遣履歴等から整理します。

給与なのに源泉徴収票をもらえません

給与所得の源泉徴収票は受給者へ交付する書類です。

派遣会社へ発行を依頼し、契約と実際の支払いが給与かどうかも確認してください。

派遣会社を3社掛け持ちしています

各社の給与・報酬、源泉徴収税額、控除を別々に整理した後、年間の確定申告で合計します。

昼職があり、コンパニオン所得は20万円以下です

20万円は一律の免税枠ではありません。

所得税申告が不要になる場合でも、住民税申告や、医療費控除等で確定申告する場合の扱いを確認します。

交通費や宿泊費は経費になりますか?

報酬を得るために本人が負担し、派遣会社等から精算されていない金額は必要経費を検討します。

派遣会社が直接支払った金額を自分の経費へ重ねて入れないでください。

ドレスやヘアメイクは経費になりますか?

報酬の場合は、仕事専用か、勤務日との対応、本人負担等から必要経費を検討します。

普段の洋服や美容費が自動的に全額経費になるわけではありません。

派遣会社から給与を受け取っています

給与の場合は、報酬と同じように支出を一つずつ必要経費へ入れる処理は通常行いません。

源泉徴収票と年末調整を確認してください。

会社や家族にコンパニオン勤務を知られたくありません

確定申告に必要な範囲で税理士へ仕事内容を伝えることと、会社や家族へ勤務内容を知らせることは同じではありません。

ただし、申告方法だけで知られる可能性をゼロにできるとは限らないため、給与・報酬区分や住民税も確認します。

以前の派遣会社に税務調査が入ったようです

当時の勤務年、報酬、源泉徴収、申告状況を確認してください。

派遣会社からの連絡や税務署の書類があれば、そのまま保存します。

3年間、宴会コンパニオンの確定申告をしていません

申告が必要だった場合は、今年分だけでなく過去の各年について給与・報酬と必要経費を整理します。

派遣LINEや日払い記録が消える前に保存してください。

まとめ|日払い報酬・延長・源泉徴収を分けて申告する

宴会コンパニオンの確定申告で重要なのは、現金手取りだけを合計せず、給与か報酬か、本人に発生した売上はいくらか、源泉所得税や派遣会社の控除はいくらかを分けることです。

特に確認したいのは、

  • 派遣会社との契約と給与・報酬区分
  • 基本報酬・日当
  • 延長料・指名料・各種手当
  • 客から直接受け取ったチップ・報酬
  • 源泉所得税とその計算期間
  • 登録料・事務手数料・送迎代等
  • 交通費・宿泊費を誰が負担したか
  • 複数の派遣会社と昼職の収入
  • 本人が負担した必要経費
  • 過去に確定申告していない年

です。

報酬から10.21%前後を引かれていても、確定申告が完了したことにはなりません。また、派遣会社が客から受け取った料金と、本人の契約上の報酬は必ずしも同じ金額ではありません。

確定申告の手順、申告が必要になる基準、提出方法等については「風俗・夜職の確定申告のやり方」をご確認ください。

新宿風俗確定申告センターでは、宴会・温泉コンパニオンの日払い、給与・報酬、延長・指名、源泉徴収、交通費・宿泊費、明細なし、過去の無申告まで確認し、申告書の作成から税務署への提出まで対応します。

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  • この記事を書いた人

坂根 崇真

新宿風俗確定申告センター代表税理士(登録番号133046号)。
年間400件以上の税務相談に対応。
風俗・夜職の確定申告をはじめ、現金日払い、明細なし、過去の無申告、税務調査にも、現在残っている資料から対応します。

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