【法人口座開設】信用金庫と付き合うべき7つのメリット

悩んでいる人
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会社を立ち上げたばかりです。信用金庫の口座開設をした方が良いと聞きましたが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

しっかりと事業を伸ばしていきたい人、創業融資を考えている人には信用金庫がおすすめです。

この記事では、年間200人以上の起業家から相談を受ける東京 新宿の税理士坂根が解説します。

<ポイント>

  • 信用金庫は中小零細企業向け→起業したばかりなら付き合うべき
  • 中小零細企業はメガバンクから相手にされない
  • 融資を受けて事業を伸ばしていきたいならネットバンクのみは×
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信用金庫と付き合うべき7つのメリット

悩んでいる人
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いまどき信用金庫って・・・付き合うメリットはあるんでしょうか

中小零細企業、とりわけ起業したばかりの会社であれば信用金庫と付き合っていくべきです。

信用金庫と付き合うメリットを7つご紹介します。

<信用金庫と付き合うメリット>

  • 中小企業のサポートに意欲的
  • 他の銀行がダメでも信用金庫なら貸してくれる可能性がある
  • 貸し渋り、貸し剥がしをされにくい
  • お得意様としての特典がある
  • 向こうから来てくれる(融資等に積極的)
  • 情報を提供してくれる
  • 宣伝をしてくれる

中小企業のサポートに意欲的

信用金庫はメガバンク等と比べ、中小企業のサポートに意欲的です。

たとえば、メガバンクでは融資の最低金額が5,000万円からが一般的であり、中小零細企業は全く相手にされません(顧客としてカウントされません)

一方で、信用金庫は「地域経済の発展に寄与する」ことを使命としています。

そのため、信用金庫はメガバンクやネットバンクと比べて「小規模で知名度も低いしメリットないじゃん」と考えがちですが、小さいからこそ、信用金庫は中小企業にとって付き合うべき存在です

他がダメでも信用金庫なら貸してくれる可能性がある

信用金庫は大手の銀行と比べて柔軟に審査をしてくれます。

例えば、メガバンクがダメでも地方銀行は融資をする時がありますが、これと同じように、地方銀行や日本政策金融公庫がダメでも信用金庫なら融資をしてくれるケースもあります。

もちろん「信用金庫の融資審査が甘い」とか「ダメな企業にも融資する」というわけではありません。

ただし、メガバンクより地方銀行、そして地方銀行より信用金庫の方が貸し渋りがない(お金を貸してくれやすい)ことは確かです。

そのため、起業したらまずは信用金庫と付き合っていくべきです。

貸し渋り、貸し剥がしをされにくい

信用金庫では融資を受けた後の付き合いも柔軟です。

金融機関から融資を受けると、原則として毎年の決算書は必ず金融機関に提出しなければいけません。

そして、決算書をもらった金融機関では、融資した企業の業績を分析し、次の判断を行います。

  • 今後、追加融資を行っても大丈夫か?
  • 取引中の融資を今後も続けていって大丈夫か?

このように、決算内容から融資先企業との付き合い方を決めることを「信用格付け」「銀行格付け」と呼ばれます。

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信用格付けが下がるとどうなるのでしょうか?

信用格付けが下がり、継続して取引することができない企業と判断された場合、貸し渋り、貸しはがしをされるケースもあります。

<信用格付けが下がった場合どうなる?>

  • 貸し渋りをされる:追加の融資を申し込んでも断られてしまう・・・
  • 貸し剥がしをされる:返済期限が来た融資を継続(書換え)してもらえず、資金が足りなくなることも・・・

融資を受けられない貸し渋りや、融資を継続してもらえない貸し剥がしを受けると、資金繰りに困り最悪の場合倒産してしまいます。これは大手の銀行ほど顕著です。

しかし、信用金庫は地域密着の金融機関ですから、比較的貸し渋りや貸し剥がしは行わないと言われています。

もちろん、業績などにより追加融資を断られることはありますが、あからさまな貸し渋りや貸し剥がしにあうリスクは、大手の銀行と比べれば低いといえるでしょう 。

お得意様としての特典がある

信用金庫は小規模なため、密接な付き合いを求めています。そのため、取引をすればお得意様としていくつかの特典があります。

たとえば、創立何十周年の特別金利定期などで、人数限定の高金利預金を優先的に紹介してくれたりすることもあります。

また、事業資金の融資を受けていると、従業員個人のマイカーローンや住宅ローンなども積極的に対応してもらえることもあります。

向こうから来てくれる(融資等に積極的)

信用金庫の職員は、取引先の企業に足繁く通ってくれます。

これは、預金や売上金の集金なども含め、定期的に取引先へ訪問することで信用金庫自体が取引の拡大を図っているからです。

信用金庫より大きい地方銀行などは訪問の頻度も少なく、また、メガバンクに至っては大企業にしか訪問しませんので、大手の銀行が起業したばかりの会社を気にかけてくれることはありません(つまり、大手の銀行は積極的に融資を行ってくれません)。

信用金庫の職員がわざわざ訪問してくれるということは、長い付き合いをしたいと向こうも考えているからであり、融資の相談にのってもらうチャンスも増えます。

そのため、事業を拡大していきたい場合にはまずは信用金庫と付き合うべきです。

情報を提供してくれる

金融機関の営業マンは、自分の営業成績を上げるため、取引先に訪問する時には何かしら有益な情報を持って行きます。

つまり「手ぶら」では行きません。

特に、信用金庫は取引先への訪問頻度が高いことを売りにしている部分もあり、担当者が訪問してくれた時には何かしら自社にとって、タメになる情報を提供してもらえる可能性があります。

その情報とは、最近だと持続化給付金や事業復活支援金の情報であったり、事業者に役立つ情報を教えてもらえることもあります。

もちろん、弊社もそのような情報は顧問先の方に発信していますが、情報提供しない税理士事務所もありますので、そういったときは助かるでしょう。

宣伝をしてくれる

信用金庫の担当者は「ビジネスマッチング」をしてくれることもあります。

ビジネスマッチングとは、会社と会社の橋渡しをして新しいビジネスを創出することです(信用金庫も、融資や預金などの取引を囲い込めるので三方良し)。

そのため、担当者が訪問した際に、自社の課題や仕入先・販売先などを新規開拓したいと伝えれば、他の企業から同じような依頼を受けている担当者から、思いもよらない好条件で取引相手を紹介してもらえることもあります。

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信用金庫で口座開設する際の注意点

悩んでいる人
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信用金庫も付き合うメリットばかりではないですよね?流石に。

中小企業なら基本的には信用金庫と付き合うべきです。ただし、信用金庫で口座開設する際の注意点を2つご紹介します。

<信用金庫の2つの注意点>

  • エリアが決まっている
  • 融資可能額に限度がある

エリアが決まっている

信用金庫は地域密着金融機関のため、営業エリアが市町村など決められた範囲に留まっています。

従って、全国展開したい場合や本店移転する場合には、長期的にはサービス網の観点から不満を感じてしまうかもしれません。

とはいえ、信用金庫をメインバンクとしつつ、他にもサブとして口座開設をしておけば良い話しですから、エリアが決まっているのはそれほど重要ではありません。

また、当たり前ですがエリアの話しは事業が軌道に乗ってから考えれば良いので、最初はあまり考えなくても良いでしょう。

融資可能額に限度がある

信用金庫は中小企業向けにサービス展開しているため、融資の可能額に限度があります。

信用金庫で総資産額が一番小さいところは約500億円未満のため、何億円もの融資がむずかしいのは当たり前ですね。

しかし、創業して間もなければ数百万円、1,000万円借りられれば十分なはずです。

会社が大きくなってきたら、信用金庫だけでなく、もう少し大きな銀行と付き合っていくのが良いでしょう。

メガバンクやネットバンクと比較した場合の信用金庫のメリット

やはり、最大のメリットは融資を受けやすいところにあります。

<ポイント>

  • 公庫の融資を受けるには実店舗のある銀行口座が必要なのでネットバンクだけは×
  • メガバンクは中小企業にお金を貸してくれないのでメガバンクだけは×
  • 信用金庫は担当者がつくので融資を受けやすい

公庫の融資を受けるには実店舗のある銀行口座が必要

日本政策金融公庫の融資を受ける場合、ネットバンクにはそのお金を入れることができません。

そのため、店舗のある信用金庫などで口座開設する必要があります。

メガバンクは中小企業にお金を貸してくれない

メガバンクからお金を借りる場合、最低で5,000万円です。当然、借りたくても貸してくれませんし相手にされません。

そのため、起業したばかりの人がメガバンクと付き合っていこうと考えても時間の無駄になる可能性が高いです。

担当者がついたり、融資を受けやすい

ネットバンクやメガバンクの場合、担当者はつきません。

そして、融資においては担当者とコミュニケーションをとることが重要であり、コミュニケーション面で信用金庫に勝る金融機関はありません。

近年、融資審査ではコンピューターによる AI 審査(自動審査)の導入が増えています。

ただし、AI審査では数字でしか判断できないため、貸せるか貸せないかわからないときはバッサリ切り捨てられてしまう傾向にあります(貸したお金が返ってこない方が痛いため、わからないなら貸さない方が良い)。

その一方で、信用金庫ではまだまだ人間による融資審査、つまり「血の通った審査」をしてもらえます。

数字には現れないその会社の強み、特色などを見つけ出してくれる 信用金庫の融資審査は、いい意味で昔ながらのものと言えるでしょう。

信用金庫と付き合うメリットがない人

信用金庫と付き合うメリットがない人もなかにはいます。

例えば、次のような人であれば信用金庫と付き合うメリットは無いでしょう。

<ポイント>

  • 一生融資を受ける予定が無い人
  • 金融機関にネームバリューのみを求める人

一生融資を受ける予定が無い人

自己資金が潤沢で金融機関から融資を受ける必要が全くない人は、信用金庫と付き合うメリットは特にないでしょう。

いま現在無借金で、これからも無借金を貫きたい人や「借金をするぐらいなら事業をやめる」と言った決意を持っている人も、信用金庫と付き合うメリットを見出せないと考えられます。

金融機関にネームバリューを求める人

たまに、取引金融機関としてネームバリューがあるからと、メガバンクに口座を開設しているだけで「取引銀行は〇〇銀行」とメガバンクとの取引をアピールする会社も見受けられます(実態は、相手にされていないかもしれませんが)。

確かに、取引相手も会社のホームページを見てメガバンクが取引銀行だと言うだけで安心するケースもあるでしょう。

このように、金融機関との取引を自社のネームバリューのみと捉えるなら信用金庫との取引にはメリットが薄いと言えます。

信用金庫と付き合うメリットは大きい

創業したばかりの会社であれば、まずは信用金庫と付き合っていくことをお勧めします。

ただし、はじめて融資を受けたい場合、信用金庫も良いですが日本政策金融公庫からの融資をおすすめするケースが多いです。

連帯保証が無かったり、信用金庫と比べて融資スピードが断然早いといった特徴があるからです。

そこで、まずは信用金庫に口座開設をしつつ、創業資金などの融資はまず日本政策金融公庫から借りるのが良いでしょう。

新宿税理士事務所では、代表の坂根が5,000万円の借入を行っている経験などから、日本政策金融公庫の創業融資サポートを行っています。東京で開業される方であれば、エリアによりますが信用金庫のご紹介も行っています。

しっかりと事業で成功したいなら、専門家のサポートを受けていきましょう。

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